母校だより:令和4年度 東京歯科大学133期入学式、短期大学歯科衛生学科入学式(同窓会報第428号より)《写真ギャラリー》

令和4年度 133期入学式

 2022(令和4)年4月5日(火),133期入学式が,水道橋キャンパス新館血脇記念ホールにて挙行された。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,2部制にて実施された。

令和3年度第127期生 東京歯科大学入学式 訓示

 新入生の皆さん,入学おめでとうございます。歴史ある東京歯科大学の第133期生として,迎えられることを大変うれしく思います。
またご列席の保護者の皆さまには,東京歯科大学を代表として,こころよりお祝い申し上げます。
 この仲間と共に,お互いに助け合い,切磋琢磨しながら,日々の勉学に励むのはもちろんのこと,クラブ活動や,さまざまな先生,先輩,友人との出会いを通して,皆さん一人ひとりが,人生の糧となる多くのことを学んでいかれることを期待しています。
 価値観が複雑に絡み合う社会の中では,正解が1つとは限りません。
 答えが,見つからない問題も多くあるのです。
 その中で,何が本当に正しいものなのかを判断するためには,ひとつの偏った情報を鵜呑みにせず,自らが積み上げてきた知識と経験をもとに,自分の頭でしっかりと考え,判断することが大切です。世の中に溢れる情報の中から,一方的で間違った考えやフェイクニュースに惑わされることなく,正確で客観的な情報を集めるためには,多くの本を読み,根拠のある文献を調べ,いろいろな人たちと議論する機会を通して,知識を積み重ね,視野を広げていくことが必要となってきます。
 皆さんが進んでいく医療の分野においては,常に「科学的根拠に基づく医療」の実践が求められているのです。
 これから始まる大学での勉強は,各科目の講義を通して,問題点を見つけ,自ら考えて解決し,積極的に学んでいく,自学自習の姿勢が求められます。東京歯科大学では,学生の皆さんの知的好奇心や学習意欲に対応するべく,教育・学習環境を整備すると共に,講義や実習の教育プログラムを常に改良し,充実させています。このような恵まれた環境の中で,学生一人ひとりの努力と,教職員の情熱から生み出されるチーム力による成果が,毎年の歯科医師国家試験における高い合格率にも現れているのです。
 皆さんは将来,不安を抱えた患者さんと向き合い,症状を診て病気を診断し,信頼されるリーダーとなるためには,常に,今,何をするべきかを考えながら,歯科医師となって社会に貢献するという,自らが選んだ将来のために,覚悟を持って勉学に励んでください。
 世界で活躍する歯科医師がこの中から育っていくことを期待しています。
 入学おめでとう。

令和4年4月5日 東京歯科大学 学長 井出吉信



令和4年度 短期大学歯科衛生学科入学式

 2022年4月4日(水),東京歯科大学短期大学入学式が,水道橋キャンパス新館血脇記念ホールにて挙行された。