副会長
中西國人
(東京歯科大学同窓会会報 令和4年6月号/第428号より)
本年1月より澁谷会長の下で副会長という重責を賜りました,昭和53年卒で所属は墨田支部でございます。
これまで,本部同窓会におきましては保険部,その後学術部と統合されてからの事業推進部の常任理事,また東京地域支部連合会からの地区理事として4年間合計8年間会務を無事果たすことが出来ましたのも会員の先生方の温かいご指導とご協力の賜物と感謝いたしております。これから4名の先輩副会長と共に澁谷会長を補佐してまいりたいと思いますので,今後ともどうかよろしくお願いいたします。
COVID-19の感染により同窓会活動も失われた2年間であったかもしれませんが,得たものも沢山ございました。講習会やセミナーのWeb にての配信やリモートでの理事会や委員会の開催が大きな成果でございました。特に本部同窓会は全国規模の組織でございますので,地方に居られる先生方でも気軽に参加されることが可能なことは,これから若手会員の参加が期待できると思われます。この様な機会がなければ改革は進まなかったと思われます。しかし,その反面参加の理事者や委員の先生方との意志の疎通や懇親がはかれないことが難点です。本年よりこの様な事業を円滑に進める為にDX(Digital transformation)チームを起ち上げることとなりました。Digital transformation とは,「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」だそうです。このチームは,各委員会の垣根を取り払い必要な時にそれぞれの事業のデジタル技術面での手助けを行うことを目的としております。私の所管であります事業推進部(学術)事業に於きましてもこれからおおいに活用することになると思われます。
また,現在同窓会室があります南棟の改築計画に伴いまして南棟より別棟(岡武ビル)へ移転いたすこととなりました。移転時期につきましては,この会報がお手元に届く頃を予定しております。以後,訪問される場合は事前にご確認いただきますようお願いいたします。因みに電話番号は変更ありません。現在の事務室よりも移転先は床面積のうえでもかなり手狭になりますので事務室の移転に際しては,現在大量の資料が保存されておりますがその峻別や紙資料のデータ化などが必要になると思われます。
2025年には,同窓会設立130周年を迎えることとなりますが明治28年初代高山紀齋先生よりその後血脇守之助先生へと引き継がれ脈々と現在まで継続してまいりました。この周年事業の準備も取りかからねばならない時期になりました。執行部一同歴史の重みを感じつつ取り組んでまいりたいと思います。
最後に若手会員の参加が目に見えて減少しております。御子息・御令嬢また地区の未入会の先生が居られましたらお声がけを頂きたいと思います。