令和3年2月27日(土),ホテル青森に於いて青森県支部総会を開催いたしました。コロナ禍,会場では感染防止策を取り,オンラインも用いての総会となりました。会場出席会員12名(1名別撮り),リモート出席会員が12名,来賓の先生方もリモートでご出席して下さいました。
開会の辞の後,まず澁谷國男同窓会長よりご挨拶を頂戴し,コロナ禍での同窓会本部のお話がありました。次に井出吉信理事長・学長のお話となりました。今回,学術講演会がなかったため井出先生には時間の制限なく大学の現状や,誰もが聞きたいと思っていた慶應義塾大学との統合についてじっくりお話いただきました。
今後さらに進む少子化を見据え,他学部生との交流による人材育成の重要性,更には国民の歯科への意識を変えるために,歴史的に関係が深く学部の独立性が高い慶應義塾大学との合併・統合協議を始めたとのことでした。支部会員からの質問も受けられ,同窓会はどうなるのかという質問には,名称は例えば「TDC 同窓会」というようになっても,まずは現在と同じように活動が行われるということでした。井出先生の同級生である船越良一先生からは「寂しいよ」のひと言。「東京歯科大学」が無くなってしまうということを実感いたしました。
来賓の先生方が退出されたあと,本田富彦先生が議長に選出され各種報告・監査報告がありました。議事では収支決算,財産目録,事業計画案・予算案はすべて承認されましたがコロナ禍で事業の開催はあくまでも予定となっております。最後に役員改選が行われ,支部長には昭和54年卒の黒田雅仁先生,監事には昭和47年卒の船越良一先生と昭和61年卒の久米田俊次先生が選出されました。
いつもでしたら総会後は懇親会となるところですが,今回は最後に校歌の音源を流し,会場では歌うことはできませんでしたが「東京歯科大学校歌」をかみしめて総会は終了いたしました。
昨年,創立130周年を迎えた我が東京歯科大学。「歯科医師たる前に人間たれ」という建学の精神を忘れずに同窓会活動を続け,会員が同じ場所に集い親睦を深めることができるよう,新型コロナウイルス感染症の終息を願ってやみません。
(昭和63年卒・古川 由美子 記)