総務・厚生部 常任理事
安川裕子
(東京歯科大学同窓会会報 令和元年6月号/第416号より)
平素は,同窓会活動にご理解,ご協力を頂き感謝しております。
平成30年度から総務・厚生部「新進会員のつどい実行委員会」の担当常任理事を仰せつかりました。
この委員会は,120年以上の伝統を誇る同窓会の中で今年度で7年目というまだ若く新しい委員会です。同窓会の会員種別に卒後5年目までの「新進会員」という種別が作られた頃に発足しました。委員は,女子学生の急増を反映し,男性6名女性4名の計10名の新進会員で構成されています。「つどい」という名称には,若手の先生方の交流の場を提供すると共に,世代を超えた同窓の交流を体験して欲しいという思いが込められています。
これまでの新進会員のつどいは,講演会と懇親会というスタイルをとってきました。新進会員自らが演者になり,近況報告をした一年目。各学年主任を務めて下さった教授を招き,歯科医師となった教え子に伝えたい事を講演していただいた年もありました。比較的年齢の近い先輩方に講師になって頂き,臨床の基礎やヒント,専門分野へ進まれたエピソード,女性歯科医師のライフステージについてなど多岐に渡る内容で開催してきました。ここでの講演会は,学術的な内容以外に,一人の歯科医師としての人生観を大切に考えています。
委員会では,同世代が興味を持つテーマは何か?これからの歯科医師人生の助言になるようなテーマは?と意見を出し合っています。
コミュニケーション手段の発達に伴い情報交換が簡単にでき,知識の習得方法やレクリエーションも多様化している現在,同窓会の存在意義を考えなくてはなりません。この委員会を通して長い歯科医師人生を歩み始めた若い先生方に,人と人の繋がり,同世代・先輩後輩との交流が社会の中で大きな力になることを実感してほしいと思います。
私は南棟の会議室へ行くと,故矢﨑会長がフラッと入ってこられ,「オー精鋭が揃っているねぇ。」と,にこやかにおっしゃられたことを思い出します。スマホを片手に颯爽と来られる委員の先生方は,とても頼もしい存在であり,私にとってはかわいい後輩でもあります。そんな先生方と同窓会の事業を行うことは,私の誇りであり責任ある仕事であると強く感じています。委員の先生方には,既成概念に捕らわれず,自由な発想で「つどい」を作り,この事業が発展していくことを期待しています。これからの歯科界を担う後輩に,同窓の先生方からもご指導をお願い致します。
今年度の「新進会員のつどい」は
11月4日(月)・振替休日
に開催いたします。どんな「つどい」になるのでしょう?お楽しみに!!母校でお待ちしています。