平成31年3月3日(日)東京歯科大学同窓会滋賀県支部総会および学術講演会が,「ホテルボストンプラザ草津」にて開催された。総勢20名の参加があった。住井正勝専務理事の司会のもと総会開会,中村 忠副支部長の開会の辞に続いて校歌が斉唱され,物故会員へ黙祷を捧げた。尾松素樹支部長の挨拶,続いて来賓としてお招きした3月末日をもって退職される末石研二歯科矯正学教授よりご挨拶をいただいた。
続いて議事に入り,平成30年度事業報告,会計報告,平成31年度事業計画,会則・規定の改定について協議を行ない可決承認された。報告事項として,矢﨑同窓会長の逝去にともなう澁谷國男新会長選出について,会費および共済制度について,近畿連合同窓会開催について(平成32年度は滋賀県が当番県)説明があった。
また,「旭日双光章」を受章された曽我宏世先生,北村真也先生に叙勲のお祝いが贈られ,前支部長の松田康男先生へ記念品が贈呈された。
総会終了後,末石研二教授より大学の近況報告をいただき,水道橋,市川,千葉のそれぞれの様子について説明いただき,益々発展していく大学の現況を感じ取ることができた。
引き続き「開業歯科医が知っておくべき萌出不全,歯が出てこないを考える」と題したご講演を賜った。我々が日々の臨床において時々遭遇する萌出遅延,埋伏歯などの萌出不全についてどのように考えて対処するかを解説いただき,一般開業医の早期発見と正しい対応,治療が不正咬合の進展を防ぐために重要であることをあらためて認識することができた。
学術講演会終了後, 懇親会に移った。岡野德一郎先生の乾杯の発声で宴が始まり,和やかな時とともに同窓の親睦を深めた。宴の中で,吉例となっている東京歯科大学予科逍遙歌「夕日は沈み」を北村真也先生の指揮のもと全員で合唱した。その後,中村 忠副支部長の閉会の辞をもってすべての日程を終了しお開きとなった。
(平成3年卒・中瀬 一輝 記)