平成30年度 関東女性歯科医師の会(第415号より)

延島 ひろみ(昭和63年卒)

 平成30年度関東女性歯科医師の会が,平成30年9月30日(日)埼玉県さいたま市「浦和ロイヤルパインズホテル」にて開催されました。当日は台風接近にも関わらず予定通り多くの先生方にご出席いただきました。この会は,関東1都6県に山梨県を加え輪番制で開催されております。本年度は埼玉県が当番県となり約80名の女性歯科医師が全体会に参加し,その後の講演会や懇親会には更に多くの先生方にご参加いただきました。
 全体会では司会を埼玉県男女共同参画推進委員会女性歯科医会小委員会副委員長植野順子先生が担当され,埼玉県歯科医師会常務理事,齋藤秀子先生よりご挨拶をいただきました。その後岡村美恵子先生が議長に次期当番県の東京都女性歯科医師の会から伊藤智加先生が副議長となり,各都県からの活動内容報告や今後の方向性などが活発に協議されました。近年歯学部の女子学生が増加し同時に女性歯科医師が誕生していく中で女性歯科医師の活躍に向けたサポートをいかにするかという今回の協議事項は重要であり次年度以降も引き継いでいくことが決定されました。
 その後日本歯科医師会常務理事の小林慶太先生より「歯科医療の専門性と日本歯科医師会について〜これからの歯科専門医制の方向性〜」と題してご講演いただきました。医科において新たな専門医制がスタートし,歯科においても日本歯科専門医機構が設立され本格的な準備が開始され国民が求める歯科の目指す専門医について示されました。女性歯科医師活躍の拡大はこの専門医制の確立でさらに効果が期待できるというお話でした。
 懇親会では次期当番県の東京都女性歯科医師の会,会長髙野博子先生のご挨拶そして乾杯で始まり和やかに進められました。会の中盤ではジャズピアニスト余嶋研一さんによりリクエスト曲を含め生演奏を楽しみました。最後に埼玉県歯科医師会理事,井出良子先生に閉会のお言葉をいただき終了いたしました。