平成30年6月23日(土)郡山ビューホテルアネックスにおいて,東京歯科大学同窓会福島県支部総会が,43名の出席により開催されました。来賓として同窓会副会長早速晴邦先生,大学より,臨床検査病理学講座主任教授,井上 孝先生をお招きいたしました。総会は,午後1時から高木純仁専務理事の司会で始まり,原 英一副支部長の開会の言葉,物故会員への弔慰・黙祷,宍戸計一支部長の挨拶,椎木一雄顧問の挨拶,来賓挨拶と続きました。早速晴邦先生からは,同窓会改革および現況について報告がなされました。井上 孝先生からは,大学の現況および今年度の歯科医師国家試験結果等の報告がなされました。その後,三科正見先生を議長に選出し,議事および協議が行われました。今回,福島県支部は,支部長が交代となり,宍戸計一先生(昭和49年卒)に代わり,森田欣吾先生(昭和53年卒)が就任されました。森田欣吾新支部長の挨拶・閉会の言葉により,総会は終了しました。
その後,午後3時より,東京歯科大学臨床検査病理学講座主任教授井上 孝先生による「歯科医療の問題点とその解決」「歯科界にもたらすメタルフリーと再生療法」という演題で学術講演会が開催されました。元来基礎の講座ではあるが,基礎と臨床の架け橋としてあえて臨床の講座を希望したとの説明がありました。これからの歯科医療はエビデンスある歯科医療を推進することが重要で,触診・打診・視診のみから脱却し,医科と対話できるような臨床検査値をもとにした情報交換を行い,病態解明・臨床研究を進めるべきであり,国際的にも通用する講座を目指すというお話がありました。メタルフリー,環境要因と遺伝子要因,新たな臨床検査法等のお話を頂き,大変有意義な講演会となりました。
学術講演会終了後,記念撮影を行い,その後,懇親会が行われました。渡邉洋二郎先生の司会進行で,中村秀勝先生の乾杯で祝宴が始まりました。世代を超えた終始なごやかな雰囲気で,楽しいひとときを過ごし,会員相互の親睦を高めました。最後に全員で校歌を斉唱し,北浦洋二新副支部長による来年度の総会の案内・挨拶にて終了となりました。
(平成2年卒・渡部 光弘 記)