卒業して34年が経過した我々水真会は,10月14日水道橋校舎本館にて総会と講演会を開催しました。総会は会長の小林慶太君の挨拶から始まり,議長に栗原由紀夫君を選出し,まずこの2年の間にご逝去された名誉会員の齋藤文明先生と同級生の千葉 緑君に対して黙祷を捧げた後,円滑な進行の中にも報告,議題等が慎重審議され滞りなく総会は終了しました。次に板谷賢二君の司会で講演会に移行し,同級生の中から小林慶太君,大多和由美君そして杉山哲也君の3名に今回は講師をお願いしました。小林君は本年6月から2期目の日歯常務理事に就任し,「日歯の目指す専門医制について」と題して学術・国際渉外担当理事の仕事内容や,現在日歯が考えている歯科医師の専門医制の在り方についての話を,大多和君は本年4月から本大学に新設された短期大学の教授に就任し,「東京歯科大学短期大学歯科衛生学科 開校しました」と題して衛生士教育についての話を中心に,杉山君は昨年12月から口腔健康科学講座の摂食嚥下リハビリテーション研究室准教授に就任し,「今,東歯で何を教えてるの?-求められる歯科医師養成のために-」と題してお話をいただき,参加者は興味深く拝聴していました。特に学生教育については,今の学生は我々が学生だった30年以上前と全く違った環境にいることに驚かされました。名誉会員の高添一郎先生も参加いただき,大変有意義かつ重要な意見も頂戴しました。講演下さった3名に対し鳥居副会長から今後のますますの活躍とお礼の言葉を締めとして講演会は終了しました。
講演会の後,懇親会は場所を神保町の「新世界采館」に移動して,伊藤彰人先生,田中丸治宣先生の名誉会員をお招きして,両先生のご挨拶,ならびに乾杯の音頭で開宴しました。宴中盤には大多和君,杉山君に対しそれぞれ教授,准教授就任のお祝いをし,また伊藤先生,田中丸先生の近況報告ではご両人ともまだまだ現役で仕事をし,趣味を持って日々を元気に送っているお話に感動しました。その後同級生からも近況報告をしてもらい宴も終わりかけの頃,日歯の公務で中座していた小林君と本学教授の古澤成博君,そして日大口腔外科教授の外木守雄君もかけつけ,和やかなうちにこの場は終宴となりました。そして二次会を「日比谷 Bar 神保町店」に移動し,夜が更けるまでお互いお酒を片手に近況や昔話に花を咲かせ,若かりし学生時代にタイムスリップしたようでみんな楽しい時間を過ごすことができ,最後にまた2年後にみんな元気な姿で会う事を約束して散会となりました。
(鳥居 一也 記)