群馬県支部/平成28年度 群馬県同窓会拡大群馬県人会

 本県出身の新進会員,現役学生(準会員)との交流を図る事を目的として行っている拡大群馬県人会が,平成28年12月29日(木)に高崎駅に隣接したホテルメトロポリタン高崎で若手会員による講演会と懇親会の二部構成で行われ,現役学生6名と同窓生34名,さらに今年度は拡大して子弟を東京歯科大学に通わせている他大学卒業のご父兄2名の参加があり前回と同じ総勢42名で開催された。
 第一部の講演会は,障がい者歯科をテーマとした二つの講演が行われた。最初の講演は,石岡豪一先生(S53卒)のご息女であり本学口腔健康科学講座障害者歯科・口腔顔面痛研究室に所属している吉田みずき先生(H19卒)による「障がい者歯科と私」という演題名でご自分のこれまでの経験とその取り組みについて,若手歯科医師や学生,そしてまだ障がい者歯科を経験していない方々に向けた先生の誠実さが表れた講演があった。続いて二つ目の講演は,県歯科医師会の群馬県歯科総合衛生センターのセンター長を務めている大串圭太先生(H18卒)から「群馬県歯科総合衛生センターの現状」として平成28年4月から全身麻酔下による治療が開始された事を踏まえ,静脈内鎮静法による歯科治療とセンターの現況についての講演がなされた。東京出身の先生の「グンマ愛」に溢れたお話は,きっと群馬に骨を埋めてくれると期待させられるものであった。
 第二部の懇親会は,引田正俊会長(S52卒)の乾杯から始まり,歓談中のほろ酔い状態での参加者全員の自己紹介でおおいに和んだ後,大串先生の華麗なるサックス演奏と軽妙なトークによる「サックスで振り返る2016年」に聴きほれ懇親会は終了となった。
 そして懇親会終了後は,恒例の高崎市内での二次会へと流れ世代の垣根を越えた交流を深め,世代を越えた懇親会(飲み会)としての「群馬県同窓会拡大群馬県人会」の真の目的を本年度も達成し,非常に楽しく有意義な時間を過ごす事ができたのは言うまでも無い事であった。また,若手や学生さんたちと戯れられることを楽しみに次回を待ちたいと思う一夜となった。

(平成1年卒・片野 勝司 記)