3年 主将 磯部 徹
全日本歯科学生総合体育大会
このたび第48回全日本歯科学生総合体育大会ヨット部門において,東京歯科大学ヨット部は団体4位という結果でした。
本年度のオールデンタルはヨットのメッカであり,2020年東京オリンピックではヨット競技の会場となる,神奈川県藤沢市の江ノ島ヨットハーバーでの開催でした。江の島ヨットハーバーは1964年の東京オリンピックの際にヨット競技の会場として建設されたハーバーでもあり,そのような舞台で闘えることは幸せでした。
デンタル前の合宿では部員全員が同じ屋根の下で過ごし,同じ釜の飯を食べ,一つの家族のようになりました。練習面では,江の島がホームハーバーである鶴見大学をはじめとした他大学とも合同で練習を行い,互いに切磋琢磨し練習に励みました。自分たちだけでは気づかないような点も合同練習では発見することがあり,技術の向上につながりました。
オールデンタル当日は一日目,二日目ともに快晴に恵まれ,一日目は中風,二日目は強風と絶好のヨット日和の天気でした。
また,35℃を超える猛暑日のなか大勢の先生方が応援に駆けつけて下さり,選手や部員の励みとなりました。
団体4位という不甲斐ない結果となってしまいましたが,今年の経験を活かし,来年こそ良い結果を残せるよう不退転の覚悟で臨んでいきます。
近況報告
現在は新しい幹部の体制のもとで来年のオールデンタルを意識し,11月下旬の新人戦となる千葉県学生選手権にむけて,秋の練習に励んでおります。その新人戦でヨットを始めて半年の一年生部員でも戦えるようになることが目下の目標です。
ヨットはマリンスポーツであり,自然を相手に戦うものです。それがヨットの醍醐味でもありますが,安全に関して特別な配慮が必要です。そのため安全第一で練習を行っております。
ヨットというスポーツの特性上,練習には十分な時間が必要なため,土日しか練習することが出来ません。充分な練習時間が確保しにくいのですが,一回一回の練習を大切にし,一致団結して取り組んでいます。練習中に沸いた疑問はその日のうちに解消し,部活の終了前には反省会を行っています。
このようにヨットに乗っていられるのは,部長・副部長の先生,OB・OGの先生方をはじめとした周りの皆さまの,惜しみないご支援やご協力のおかげです。また今年度はレスキュー艇の故障などヨット部として困難な問題が多くありました。それを乗り越えられたことも皆様のご支援とヨット部への深いご理解の賜物です。この恩に報いるためにヨットの技術を継承し,ヨット部40年以上の長きにわたる伝統を守らなければなりません。そのために部員一同一層努力し,練習に励むことをここに誓います。