平成28年9月4日(日),静岡県ホテルアソシア静岡にて,東海地域支部連合会が開催されました。東海地域とは静岡県,愛知県,三重県,岐阜県の4県で構成される地区会です。毎年,各県の持ち回りで行われています。今年は静岡県が監事県になって,東京歯科大学同窓会地域支部連合会会長神田潤二先生のもと静岡県で開催されました。出席者は静岡県42名,愛知県10名,三重県8名,岐阜県5名の合計65名の出席をいただきました。来賓に東京歯科大学同窓会会長矢﨑秀昭先生,東京歯科大学副学長橋本正次先生,東京歯科大学同窓会常任理事髙橋潤一先生,東京歯科大学同窓会理事国島真希子先生,静岡県歯科医師会会長柳川忠廣先生の5名の来賓を迎え行われました。総会は来賓の先生方による挨拶の後,同窓会の近況,同窓会120周年記念会について,同窓の国会活動について話されました。大学の近況,国家試験の結果や新しい校舎の完成等について話されました。各報告,各議事を行いました。次期開催県,愛知県支部の成瀬健支部長の挨拶で終了しました。総会終了後は記念講演として久能山東照宮宮司落合偉洲様による「徳川家康公と久能山東照宮-家康公と西洋時計-」のタイトルで講演をしていただきました。最初に家康公顕彰400年の話に始まり,久能山東照宮が国宝に指定された話をされ,その後スペイン国王から駿府城の家康公に贈られた西洋時計の話になりました。贈られた西洋時計(1581年マドリッド製:国の重要文化財)についての講演になりました。時計は,江戸時代に久能山東照宮神庫に保存され,使われることのなかった時計は当時のまま伝えられることになったとのこと,西洋の時計はほとんど部品交換され新たな技術が加わっているが,この時計は99%オリジナル部品の持つ時計とのこと,現在は西洋にも現存しないとのこと。講演終了後,場所を変え懇親会を行い,最後に静岡の荻原先生の指揮により,東京歯科大校歌を全員で合唱し,会を中締めしました。他県の同級生と夜の静岡の町の闇に消えていきました。
(昭和57年卒・辻 吉純 記)