四国地域支部連合会/平成28年度総会学術講演会

 平成28年5月28日(土)『ホテルグランドパレス徳島』で,午後2時より,支部長会を開催し,沖義一四国地域支部連合会会長,西川文雄高知県支部長,藤本 清香川県支部長,松木建二愛媛県支部長,福﨑博生徳島県支部長,そして矢﨑秀昭会長と臼井文規専務理事の出席の下,昨年の評議員会で決定した都道府県代表者会・評議員の選出・支部加入促進費等について協議しました。
 午後3時より,総会は,益井孝文先生の司会で,校歌斉唱,物故会員への黙祷,福﨑徳島県支部長の挨拶で始まり,矢﨑秀昭会長より母校水道橋校舎整備事業への寄付協力のお願い,同窓会創立120周年記念事業へのお礼等をお話しされました。臼井専務理事より,本部会務報告,平成28年熊本地震の同窓会からの支援報告,評議員会報告,同窓会創立120周年記念事業報告の説明がありました。一戸達也副学長より,大学の現況を詳細に報告頂きました。連合会会長沖 義一先生より支部長会の報告があり,四国地域支部連合会の評議員定数が2名になることが決まり,高知・徳島を合県にすることで愛媛,香川と会員数の均衡がとれ,順番に交代で評議員会と都道府県代表者会に出席することでご承認を頂きました。その後来年の総会の日程を協議し,次回当番の香川県藤本支部長より挨拶があり,総会は閉会しました。
 学術講演会は,母校口腔顎顔面外科学講座柴原孝彦主任教授より,「今後の歯科医療人として知らなくてはならない口腔外科」と題して,ビスフォスフォネート関連顎骨壊死(BRONJ)・薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)について,骨粗鬆症の治療はもちろん予防のためにも骨吸収抑制薬などを投与されている高齢者や癌の病歴のある患者が激増しており,抜歯難民の増加を防ぐために医科との医療連携が必要である事,舌神経が下顎智歯舌側歯頚部にみられる事があるので抜歯の際は,舌側は触らない,電気メスは使わない等,損傷を避ける配慮が必要である事,難治性歯肉炎は初期口腔癌と似ているので見逃してはならないものと述べられました。
 記念写真撮影の後,懇親会は,木藤真由子先生の司会で,徳島県歯科医師会の森 秀司会長(大歯卒)をお招きして,沖連合会会長の乾杯の発声で開宴し,終始和やかな懇親の輪に包まれて行われました。

(昭和57年卒・福﨑 博生 記)