副会長
澁谷國男
(東京歯科大学同窓会会報 平成28年6月号/第404号より)
この度の熊本大震災に被災されました同窓の先生方に心よりお見舞い申し上げます。
1月より矢﨑会長のもと渉外担当副会長を仰せ付かりました。同窓会は,評議員,参与としての経験だけ,執行部側は初めてです。地元歯科医師会の仕事はそれなりの経験はありますが,それも卒業と思っておりました。余分な牡蠣殻が付いております。それをもう一度落とし,有能な人材の助けを受け,任期を全うする所存です。皆様のご協力をお願いいたします。
同窓会121年目に入り,矢﨑会長は五つの重点課題を掲げました。その内「直面する課題の大学との共有と,会員による大学への協力体制の促進」「同窓会アカデミア構想による人材の育成」この二つを渉外の立場から考えてみました。大学120周年事業である水道橋移転も,さいかち坂新校舎に始まり,水道橋新校舎,本館西棟落成と,現在は本館の整備が順調に進んでおります。この事業に際し同窓より多大のご支援をいただきました。ご存知のように,その間,東日本大震災による復興事業,東京オリンピックに向けての建設需要増加などの影響により建設費は著しく高騰しております。現在1700余名の先生方にご協力をいただいております。一人でも多くの同窓がこの記念事業に参画することに意義があります。より一層のご支援を重ねてお願い申し上げます。
現在,秋田県藤原元幸(昭50卒),群馬県村山利之(昭55卒),東京都髙橋哲夫(昭46卒),新潟県五十嵐 治(昭47卒),富山県山崎安仁(昭50卒),鹿児島県森原久樹(昭43卒)6名の都県歯会長が活躍されておられます。日歯代議員の先生方は全国で18名いらっしゃいます。これらの先生方を中心として,全国各支部の情報を密にし,共有し,次代を担う有能な人材を育て支援することも渉外部の一つと考えております。
又国政においては参議院神奈川県選挙区より島村 大(昭60卒),衆議院千葉県第13選挙区白須賀貴樹(平12卒)の両議員がおられます。国政での大いなる活躍を期待し,同窓会として側面より支えてまいります。
我が東京歯科大学が,教育・研究・臨床において歯科界を先導する大学と存在し続けるため同窓会はそれを支えてゆかねばなりません。名実共に歯科界のリーダーとし,歯科医師として,東京歯科大学同窓としての品格を失うことなく邁進してゆかねばなりません。皆様のさらなるご支援,ご協力をお願い申し上げます。