横浜鶴見支部/鶴見東歯会会員旅行

 10月12日(日)から1泊で6名参加のもと,網代へ出掛けた。
 本年めでたく卒寿を迎えられた香山和美先生のお祝い会を兼ねた会員旅行である。今回の旅行の目玉は,釣りが趣味の香山先生に喜んで頂こうと筏釣りを企画した。
 川崎から特急踊り子号に乗車し「船酔いする前にお酒で酔っておこう」といつもの車中宴会。1時間足らずで網代に到着。心配された台風18号の影響もなさそうで一安心。歩いて海上釣堀「太公望」で受付後,渡し船3分。もちろん船酔いする者もなく筏に乗り込む。釣り糸を垂らすと程なくして次々とグググッと小気味よい当たりと強烈な引きを堪能しつつ見事に30センチを越える見事な真鯛を釣り上げた。
 お昼は「大次郎丸」で釣りたての真鯛を「お刺身」と「塩焼き」に調理してもらい,これ以上ない鮮度抜群の味わいを楽しんだ。
 お腹も一杯になり,宿泊先の温泉「松風苑」へ。早速,源泉のお湯につかり疲れを癒した。
 お祝い会は午後6時30分より旅館内宴会場で行われた。
 はじめに佐藤秀夫会長が挨拶の後,卒寿を迎えられた香山先生に益々のご健勝を祈りお祝い品が贈呈された。次いで香山先生からの謝辞が述べられ「90歳をこうやって皆さんに祝ってもらって感謝しています。わたしの父も100歳まで元気でしたから,これからも健康で長生きしたいです。ありがとう」と謝辞が述べられ祝福の拍手が送られた。
 大庭靖士先生の声高らかなる乾杯の発声で祝宴開始。2次会のカラオケでは,主役の香山先生はマイクを握り締めて「軍歌」を熱唱。夜遅くまで皆で歌い込んだ。 翌朝は生憎の雨模様。チェックアウトまで朝寝,朝酒,朝湯をのんびり楽しむ心づもりでいるも,急なリクエストで熱海の「起雲閣」へ日本を代表する文豪たちにも愛されたという優美な気品を醸し出した敷地内をゆっくりと拝観した。
 昼食は,網代に戻って「天煌」で中華料理を楽しんだ。メニューを上から順に片っ端に10品ほど注文し6名でシェア。ここの中華はどれもとても美味しく1時間足らずですべて完食。
 特急到着まで時間があるので,駅前の老舗和菓子店「間瀬」で各々土産を購入。ついでにと奥の喫茶で「あんみつ」に「クリームソーダ」を満面の笑みで食してから特急に乗り込んだ。車内では今回の旅を振り返るとともに,昔の会員旅行の思い出を語りつつ帰路に着いた。

追記;今回の会員旅行への参加を大変楽しみにされておられた,鈴木 裕先生(昭和25年卒)には去る11月7日ご逝去されました。謹んで心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌

(宇佐美 貴弘 記)