卓球部創立100周年 ~祝賀会を終えて~

2年代表 杉浦  慧

 今年の8月30日(土)ホテルメトロポリタンエドモントにて卓球部創立100周年記念祝賀会が開催され,多くのOBの先生方やご来賓の方々とともに現役部員20名も出席させていただきました。
 東京歯科大学卓球部はまだ「卓球」が「ピンポン」と呼ばれていた大正2年に松井禮七先生を中心に「ピンポン部」として創立されました。当時ピンポン部が設置されていた大学は多くはなかったものの全国各地で開催された学生大会の全てで好成績を残し,大正14年には我が校で行われる関東代表選抜大会に澄宮殿下(大正天皇の第四皇子,現三笠宮祟仁親王)の御台臨も予定されていました。その後も極東オリンピック日本代表の輩出,医歯薬リーグでの連続優勝など隆盛を極め,昭和初期には学内で年2回の卓球大会が行われるほどでした。
 このような素晴らしい歴史を引き継ぎ,作り上げてきた諸先輩方への尊敬は筆舌に尽くし難いものです。祝賀会では,OBの方々の他にも全日本歯科医師卓球連盟会長でいらっしゃる安藤武雄様や井出吉信学長のお話を聞き,私自身も東歯卓球部の歴史と伝統の一部であるということを再認識しました。
 今年の8月4日から8月6日にかけて開催されたオールデンタルでは男子団体準優勝,3年藤山,2年杉浦,1年中島の3人が個人ベスト16に入り,いずれも昨年を上回る成績を残すことができました。卓球は個人競技であるものの,部員一人一人の応援,歓声が試合,日々の練習において選手たちにとって大きな力となり団結力を高める一助となります。このことを見つめ直し昨年から一人一人の鍛錬はもちろんのこと,チーム全体としての底上げを意識した練習を続けることで今回のような結果を出すことが出来たと思います。
 今年度,秋以降に例年参加している関東歯科学生大会,オールデンタルに加え,東日本歯科医師会主催の大会や他大学との練習試合にも積極的に参加し交流を図ることを含め,さらなる精進に努めかつて歯科大学卓球界の中心を担っていた頃の姿に少しずつ近づけていく所存です。また,その第一歩として来年のデンタルでは団体戦において優勝,個人戦では全員が順位を上げたいと思います。
 最後に,この度貴重な経験を積む機会を与えて下さった先生方に深く御礼申し上げるとともに,これからの変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。