八実会(昭和53年卒)/総会・特別講演会・懇親会

 台風27号の接近により開催が危ぶまれた八実会総会,特別講演会も,会員の熱い思いが天に通じたのか何の影響もなく,10月26日(土)午後4時から35年前に巣立った思い出の水道橋,移転開校して間もない水道橋校舎本館6階会議室で開催されました。今回は残念ながら都合で,学年主任であった淺井名誉教授はじめ副主任の先生方には出席頂けませんでしたが,全国から40名近い会員の出席がありました。今回は特に,現在米国・シアトルで開業している山口修一君が5年振りの帰国,白髪が増えていたものの八実会には元気に十数年振りの出席でした。

 総会では大井誠一会長より本会会費や役員改選の件について説明がありましたが,次回の八実会までの継続審議となりました。

 特別講演では山口君が現在のアメリカの歯科事情や民間医療保険の現状を紹介したあと,実際オフィスで行なっているインプラントやデンチャー,CAD/CAM等について多くの症例を提示しながら詳しく解説して頂きましたが,彼の日頃のバイタリティを垣間見ることの出来る講演でした。

 その後会場を東京ドームホテルに移しての懇親会。この度母校千葉病院長に就任した井上孝君より挨拶を頂いたあと,山口君が乾杯の発声をし和やかにスタートしました。現役で入学した会員は来年3月までに全員還暦を迎えるため,八実会も平均年齢が60歳台に突入します。懇親会での話題も学生時代の思い出や歯科界の話はもちろんですが,健康問題や子供の結婚,孫の話しまで及んでくると,さすがに各々均等に歳だけは食ってきたなぁと感じました。最後に富山の野田修君から北陸新幹線が金沢まで開通する二年後,富山での八実会開催が提案され全員の賛同を得ました。その後二次会を同ホテル43階で,更に別れを惜しんで?思い出多い三崎神社界隈まで足を延ばした連中も10名近くいました。

 先人は「50,60は鼻たれ小僧」と言われました。八実会の皆さん,まだまだ老いることなく人生を謳歌しましょう。

(永江 健一 記)