群馬県支部/平成24年定時総会

 平成24年度群馬県同窓会定時総会が,平成24年7月7日(土)午後3時より伊香保の千明仁泉亭に於いて開催されました。来賓として,同窓会本部より会長の矢﨑秀昭先生,同窓で群馬県歯科医師会会長の村山利之先生をお迎えしました。総会に先立ち,矢﨑同窓会本部会長と当会役員との懇親会を開催しました。評議員の選出問題,地域支部連合会について,委員会の委員の委託について,寄付金や未入会者等についてのこちらから事前に用意した質問に対し,矢﨑会長のお考えを直接お聴きできて大変有意義な会となりました。真下泰彦副会長の開会の辞に続き,平成24年3月の定時総会以降にご逝去された正木光児先生,太田実先生に黙祷を捧げました。続いて,清見能久同窓会会長より挨拶が行われ,総会においての慎重審議,学術講演会での研鑽や来賓の先生の紹介についてお話がありました。次に,来賓の同窓会本部会長の矢﨑秀昭先生より挨拶が行われ,私立歯科大がサバイバル状況の中,大学の水道橋移転は順調に進んでいること,今年の入学試験では志望者が多く集まったこと,国試の合格率がトップだったことなど大学の現況についてお話いただきました。また,血脇ホール建設のために寄付金のさらなるお願いがありました。続いて,若手の同窓会員の同窓会や歯科医師会離れが切実な問題となっていて,同窓会本部の一番の課題として,若手のネットワーク委員会等を発足させ,学生や研修医の時から同窓会を理解してもらうよう努力していること,各支部においても学生が帰省した際に交流を図ってほしい旨のお話がありました。次に,来賓の群馬県歯科医師会会長の村山利之先生より挨拶が行われ,会務への協力への感謝,支援のお願いがあり,医院経営がしっかりできて同窓会へのバックアップができるので,個別指導等に対してしっかり会員擁護していく所存であることをお話しいただきました。次に,平成24年4月から総会までの庶務報告が行われました。次に,総会議長に宮下英一郎先生が選出され,平成23年度事業報告,一般会計および福祉共済部会計決算が議題として提出され,全て満場一致で可決承認されました。次に,その他として前回の総会で提案された代理人制度について意見交換が行われ,承認をいただき,詳細については今後役員会で検討していくこととなりました。次に新入会員の平山秀樹先生が紹介され,ご挨拶いただきました。そして,引田正俊副会長より閉会の挨拶が行われ,総会は無事終了しました。

 引き続き,同会場にて学術講演会が行われました。講師は来賓としてお迎えしている矢﨑秀昭先生で,講演会に先立ち,顧問の武安一嘉先生より挨拶が行われ,矢﨑先生との医局時代の思い出や故正木光児先生に哀悼の意を捧げられました。講演会は「患者さんが満足する高齢者に優しい総義歯の臨床」(在宅診療などにおける複製義歯を応用した摂食機能の充実)という演題で行われました。今後の歯科医療は在宅介護への対応が重要であり,在宅歯科訪問の際に複製義歯を使用することによる要介護者における摂食嚥下機能の維持について詳しくお話していただきました。

 学術講演会終了後,記念撮影を行い,川越文雄先生の乾杯のもとに懇親会を開宴しました。終始なごやかな雰囲気の中で,お互いの親睦を深め合い,最後に校歌を斉唱してお開
きとなりました。

(三丸 潔 記)