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TDC卒研セミナー2013 No.6 イブニングセミナー
「今日からはじめる こだわりのペリオ」
〜歯根膜の臨床観察と歯周治療〜
(2013年11月14日)

イブニングセミナー
「今日からはじめる こだわりのペリオ」
〜歯根膜の臨床観察と歯周治療〜

TDC卒研セミナー2013 No.6 イブニングセミナー「今日からはじめる こだわりのペリオ」〜歯根膜の臨床観察と歯周治療〜(2013年11月14日)

歯周治療と歯根膜との関連を考えるとき、その再生機能が注目されがちですが、その健康度を意識することも大切です。

歯周基本治療は、視診により歯肉の炎症を確認し、プロービングデプスによって失われた付着を推測し、プロービング時の出血状態で歯周炎の活動性を把握しながら進めますが、これらは炎症のコントロールを行っていくときの指標です。

炎症と同時に力のコントロールが必要、とよく言われますが、そのためには力を受け止める歯根膜の状態を診なければなりません。歯根膜は直接には見ることも触ることもできないので難しいですが、動揺とデンタルX線写真を読むことで、歯根膜のダメージを知ることはできると考えています。

歯肉の炎症を改善すると同時に力によってダメージを受けた歯根膜の健康を取り戻すことが歯周基本治療の目標であり、健康が得られれば、支持機能だけでなく、再生機能なども最大限に発揮されると感じています。

歯根膜の声なき声を聞きながら行う歯周治療を紹介します。

千葉 英史 記

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2013年5月16日:TDC卒研セミナー2013 No.2 イブニングセミナー

「今日からはじめる こだわりの補綴」
〜補綴物に現れる基本の重要性〜

TDC卒研セミナー2013 No.2 イブニングセミナー 「今日からはじめる こだわりの補綴」 〜補綴物に現れる基本の重要性〜(2013年5月16日)

歯科医院には様々な患者さんが来院します。同様に歯列やそれを構成する歯も人それぞれです。私たちは小さな補綴物を作る上でもその患者に適した形態や咬合を付与しなければなりません。しかし実際の臨床では「患者に適した補綴物」を製作することは困難で「補綴の基本」を整備して、その上に個別性を配慮してゆくしかありません。

また補綴の基本を構築するには歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士のコミュニケーションは不可欠です。長持ちする補綴物を目指し印象採得の精度を上げようとすれば、歯肉の炎症のコントロールが重要で、磨きやすい補綴物を作ろうとすれば歯科衛生士と歯科技工士の接点も必要になってきます。炎症のコントロールができていない医院ではメインテナンスもままならず補綴治療は大きな不安を抱えることになってしまいます。本講演では補綴物を長期に維持させるために必要な「補綴の基本」をインレー・クラウンといった小さな補綴物を中心に紹介します。

鷹岡 竜一 記

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2013年4月14日:TDC卒研セミナー2013 No.1 ディスカッションセミナー

「最初に診ること、ずっと診ること」
〜臨床記録の重要性を理解しよう!〜

TDC卒研セミナー2013 No.1 ディスカッションセミナー 「最初に診ること、ずっと診ること」 〜臨床記録の重要性を理解しよう!〜(2013年4月14日)

今まで学んできた多くの知識をどのように実際の臨床に結びつけ、治療していくか大きく問われます。様々な主訴で来院する患者さんに最適な治療をするために、基本的な資料を得ることはとても重要です。中でもX線写真、口腔内写真に代表される臨床記録は、的確な治療計画と患者説明さらには臨床経過を評価して行く上で必要不可欠です。

本セミナーでは、臨床記録の採取方法とその重要性について解説し、実際の症例からどのような診査・診断・治療計画を立案していくか、グループディスカッション形式を通じて学びます。

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2013年2月24日:東京歯科大学同窓会フォーラム

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「超高齢社会を迎えての、歯科医療におけるパラダイムシフト」

東京歯科大学同窓会事業推進部シンクタンク委員会では歯科医療や生涯研修のあり方を制度面から考えております。歯科医療のパラダイムシフトとして「チェアーサイドでの口腔機能評価と機能向上を積極的に組み込むこと」を提案します。

超高齢社会を迎え摂食嚥下機能など口腔機能の重要性が再確認されている中、一般歯科診療所内で早い時期から口腔機能を評価し、低下の予防や機能向上を図ることが望まれます。そこで、本年度の東京歯科大学同窓会フォーラムでは、午前中は大局的なアプローチとして、大久保満先生から歯科医療を国民生活の視点からご示唆いただき、井下英二先生には、これまでの地域保健行政でのご経験に基づいた多職種連連携の課題と歯科医療の役割についてお話しいただきます。また、安藤雄一先生にはこれまでの多くの疫学的知見から見えてくる課題について講演をいただきます。そして、午後の部では、石田 瞭先生、糸田昌隆先生、遠藤眞美先生の3人の先生方に、口腔機能の中でも摂食・嚥下および唾液の分泌機能低下の評価と対応を中心に話をいただき、口腔機能低下へどのように対応し一般臨床に取り入れていくかをご提案していただきたいと考えております。

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