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巻頭言/今、求められる同窓会事業の再検討 ー新たな旅立ちを目指してー

中島信也総務担当常任理事
総務担当常任理事
中島 信也

(東京歯科大学同窓会会報 平成21年6月号/第370号より)

 平成20年1月に変革と発展をめざした、新生大山執行部が発足してから早くも1年半が経過し、残す任期もあと6ヶ月余りとなっています。

 発足前の半年以上にわたる執行にあたってのブランクは、当初われわれが考えていた以上に多くの、また多岐にわたる難題が積み重なり悪循環を繰り返すといった状況を作るに至っておりました。このような状況からの再生には、現実を真摯に受け止め一つ一つ着実に整理していく必要がありました。まさにゼロからの、場合によってはマイナスからのスタートを余儀なくされました。新執行部は、大山会長が掲げた「和衷協同」の精神をもって、直面する難問題に対し地道な作業をこなして行くことが、問題解決に当たっての取るべき唯一の手段であると考え、糸口を見つける努力をしてきました。その結果、諸問題発生に至る奥深い経過を知ることになり、一年以上を費やしたこの作業こそが同窓会の本質的な変革につながるといった実感を持てるようになりました。これは、多くの会員の温かいご指導の賜物であり、この場をお借りして感謝申し上げます。また同時に、会員お一人お一人の東京歯科大学同窓会への熱い思いと同窓会本来の役目である、長い歴史の上に築かれた伝統を後輩へ継承していく大切さをも再認識させていただく機会にもなり、これは将来に向かっての大きな財産になったと思われます。 続きを読む