2019 TDC アカデミア 臨床セミナー
保存修復セミナー
接着性コンポジットレジン(CR)による充填処置は、日常臨床において毎日のように行われております。
CRそのものは歯質とは接着しません。適切な接着システムを選択し、適切な手順で接着操作を行うことが重要です。ボンディングの接着効果に重要なのは湿度。ラバーダム防湿により、臼歯部の相対湿度が100%から40%台にまで下がり、接着効果は向上します。接着技術の向上によりMI(minimal intervention)が可能となりました。歯科臨床において低侵襲医療を目指すことは歯の保存のみならず、歯の寿命の延伸にも不可欠です。近年臼歯部領域でもCR充填修復を選択することが可能となりました。一方で、CR充填する際、色合わせがなかなか思ったようにいかなかったり、CRの部分だけが浮いてしまったりした経験はありませんか。
本セミナーでは、適切な環境下で接着する技法を1から見直します。さらに失敗しないCR充填修復治療を、天然歯に近い色調を出すためのレイヤリングテクニックも含めて習得して頂きます。
臨床セミナー 保存修復セミナー 「MIのコンセプトに基づいたコンポジットレジン修復」 〜最小限の侵襲、適切な接着技法、きれいな充填を目指して〜 |
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講師: |
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日時: | 2019年9月1日(日) 9:30 〜 16:30 |
場所: | 東京歯科大学 水道橋校舎新館11F |
定員: | 30名 |
受講料: | 5万円(器材費込)/4万5千円(前年度同窓会費納入者) |
講演内容
- 病理から見た保存修復治療
- マテリアルサイエンスから見た接着の基礎
- MI修復臨床について
- メタルフリー修復について
実習内容
- 抜去歯を用いたCR積層充填実習
- マネキンを用いたⅡ級窩洞修復実習