平成25年7月6日(土),越谷サンシティーホールにおいて埼玉県支部学術講演,総会,懇親会が開催されました。
学術講演は臨床検査病理学講座主任教授井上孝先生に『2030年の歯科治療,~再生医療が歯科治療をかえる日~』というテーマで講演していただきました。インプラント治療に代表される骨欠損に対する再生医療の必要性,stemcellを豊富に含んだ歯髄の特徴などを解説頂き,未来の歯科治療の可能性についてご説明いただきました。難しい内容をわかりやすく臨床に結び付けたお話で,大変好評でした。
総会に移り,まずは物故会員に黙祷を捧げました。来賓の同窓会副会長浮地文夫先生には同窓会改革について,井出吉信学長からは大学の水道橋移転の状況についてご説明いただきました。また,埼玉県歯科医師会副会長の小杉国武先生にもご挨拶をいただきました。続いて野上宏一議長,田原邦昭副議長の下,議事は滞りなく進行しました。『第五号議案次期役員について』では春山良夫支部長の再任が議決されました。『第六号議案東京歯科大学創立百二十周年記念事業寄付の件』を含む七議案すべてが賛成多数で承認され,総会を無事終了いたしました。
懇親会は会場を移して行われました。お忙しいなか駆けつけていただいた埼玉県歯科医師会会長島田篤先生にご挨拶をいただきました。成田賢二先生の乾杯ご発声にてのどを潤した後,総会で議決された創立百二十周年記念事業寄付の目録が春山良夫支部長から井出吉信学長に早速渡されました。また,明海大学准教授にご就任された坂英樹先生及び5名の新入会員が紹介されました。綺麗どころが登場,少々お酒も入り年代の垣根を越えた交流を楽しみましたが,そろそろ時間となり,大井誠一幹事長指揮によって校歌を斉唱しお開きとなりました。
(山﨑 眞司 記)