栃木県支部/令和4年度定時総会

 令和4年12月4日(日)13時30分よりホテルニューイタヤに於いて,オンラインも含めたハイブリッド形式で栃木県支部令和4年度定時総会が開催された。
 総会は石川一麿常任幹事の司会で進められ,藤森 洋副支部長の開会の辞で開始した。逝去会員への黙祷後,支部長挨拶として坂入道子支部長から,令和4年度関東地域支部連合会総会・記念講演会が当番県として無事開催できたことが報告され,また,多くの先生方にご協力いただけたことに対し,感謝の言葉を述べられた。
 また来賓として,母校より山本 仁副学長,同窓会本部より中西國人副会長,栃木県歯科医師会赤沼岩男会長にご臨席をいただき,ご祝辞を賜った。
 山本 仁副学長からは,大学の近況として,入学者状況,在籍学生における男女比,現在の授業の状況,国家試験結果,千葉歯科医療センターの運営などについて説明された。
 次に中西國人同窓会副会長より同窓会の現状などが説明された。
 その後,議長に選出された栁川敏夫先生の進行のもと,議事も順調に進み,簗瀬 昇副支部長の閉会の言葉により総会は終了した。
 続いて行われた記念講演は,「口腔乾燥症の新分類と,概念,診断,治療とその為害作用」と題して国際医療福祉大学 病院教授,国際医療福祉大学病院 歯科口腔外科部長,神奈川歯科大学 特任教授岩渕愽史先生(平成4年卒)によりご講演いただいた。講演内では口腔乾燥症の診断方法,基本的な対処法についても詳しく解説があり,口腔乾燥症の状態は口腔内だけでなく,全身の機能低下の可能性もあり,我々歯科医師が早くその状態に気付き,診断,治療すること,また予防し口腔内の健康を管理することによって全身の健康維持にも関与することになると話された。約2時間の講演も,あっという間で,明日からの臨床のヒントにもなり,また歯科医師としての役割についても再認識させられたとても充実した有意義なものであった。
 懇親会については,行動制限や集会人数制限がなくなったものの,新型コロナウイルス感染症第8波の猛威を考慮して開催を控えさせていただいた。
 今回の総会も対面とオンラインとのハイブリッド形式で開催されたが,これからの時代におけるデジタル化の必要性のうえでも,この時代の必要な形式であると感じた。

(平成15年卒・平田  哲 記)