令和元年6月30日(日)東京歯科大学同窓会埼玉県支部学術講演会が,東天紅JACK大宮店に於いて開催されました。大学より講師として2名の教授,在校生2名,父兄4名,同窓29名の総勢35名の参加者で行われました。
小杉憲吾学術部長の開会の辞に続き,春山良夫支部長が,同窓会を周知するため学生父兄にも学術講演会・懇親会の案内をお出しし,参加をお願いしていることなどについて挨拶されました。
講師紹介を山本 仁教授と同級生の岩田昌久副支部長が行いました。山本教授は学生の時から非常に優秀で皆に慕われ,卒業後は大学院(組織学講座専攻)に進み,その後国内外の多くの大学で教鞭をとり母校に戻ってきたこと,学長の信頼が厚く6月より教務部長に就任し教育の要を担っていると紹介されました。
講演に先立ち大学の現状をお話しされ交換留学生の留学費を同窓会から援助していただいていることに感謝しているとお話しされました。講演は「歯と歯周組織の再生に向けて〜わかっていること,まだわからないこと〜」と題し,再生の研究は発生の研究に似ているという事を教科書的なことから最近の話題までわかりやすく講演していただきました。
続いて上田貴之教授の紹介を老年歯科補綴学講座の非常勤講師である大井誠一副幹事長が行い,日歯会誌6月号に論文が掲載されている新進気鋭の教授であると紹介されました。講演は「オーラルフレイルと口腔機能の低下に対応する義歯のマネジメント」と題し,患者とのコミュニケーションの取り方から口腔機能低下症の検査と評価法,診断,管理,保険請求の事まで幅広く講演されました。
植野順子副支部長が,2名の講師に謝辞を述べ閉会となり,引き続き集合写真を撮影した後,懇親会場に移動し懇親会となりました。
小林容子幹事長の開会の辞で懇親会が開会されました。
小杉國武埼玉県歯科医師会副会長が,学術講演会講師2名の先生に,非常に解りやすく丁寧に教えていただいた御礼を述べた後,乾杯のご発声とともに暫しの歓談となりました。学生やご父兄を交えて和やかな懇親会になりました。その後,校歌斉唱を行い,岩田昌久副支部長が,在校生および父兄,参加者に対しご参集いただいたお礼を述べ,盛況のうちに散会となりました。
(昭和63年卒・須藤 剛 記)