1919年(大正8年),当時母校の校長であった血脇守之助先生は,福岡市で開催された東歯九州同窓会に出席された折,九州各県での同窓会支部設立を提案され承認。その際福岡県支部を「福陵会」と命名され,本会が誕生しました。
以来100年,10月20日(土)に「福陵会」創立100周年記念学術講演会・祝賀会を開催致しました。
学術講演は母校臨床検査病理学講座主任教授の井上 孝先生に,「歯科医療100年を振り返り,未来の歯科治療を考える」との演題で,又本会の田代芳之先生(昭和62年卒)には「歯周治療から見えてきたこと-不正咬合も原因除去療法が基本-」の演題で講演して頂きました。講演の中で井上先生は「これからの歯科のキーワードは予防,口腔機能の維持・向上,重症化の予防と口腔機能の回復」と述べられています。
祝賀会は博多料亭「稚加榮」に会場を移し,支部長挨拶の後,来賓の澁谷同窓会副会長, 井上先生,九州地域支部連合会会長の副島佐賀県支部長にお祝の言葉を頂き,その後田中大分県支部長による乾杯のご発声で祝宴となりました。この会には転居等で福岡を去られた元会員やこれから入会していただく同窓にも出席して頂き,しばし世代を超えて和気藹々と楽しいひと時を過ごしました。最後に校歌斉唱,熊本県支部長の河野先生による万才三唱でお開きとなりました。現在福陵会100周年誌を作製中で間もなく完成予定です。
(昭和53年卒・永江 健一 記)