平成28年度関東地域支部連合会総会は,群馬県が当番県として高崎市の高崎ビューホテルにて9月4日(土)に開催された。当日は台風の影響で天候が心配されたが,私たちの「おもてなし」の気持ちが天にも通じたのか?時々日差しが差し込むような穏やかな天候の中での開催となった。
総会は,約100名の参加者が関東各県から集い,物故会員への黙祷の後,来賓としてお招きした井出学長・早速同窓会副会長・白須賀衆議院議員・島村参議院議員からそれぞれご挨拶をいただき始まった。
議事の前の報告では,大学報告として井出学長から大学新人事と完成した西棟についての報告と,学生の授業風景などと共に,超高齢者時代を迎える学生教育の方向性について説明があった。その他に,大学関連の報告として東京歯科大学短期大学歯科衛生学科のお話があり,これから短大生として東京歯科大学の教育を受け,さらにスキルアップした歯科衛生士が現場に登場して来る事になる。私たち同窓の歯科医師としても,さらにスキルアップ?をしなければいけないかと思うと…。
また本部報告は,臼井専務理事より熊本地震への支援,評議員人数の削減,同窓会120周年記念誌の発刊などについて報告があった。
会務報告と支部長懇談会報告は,それぞれ群馬県支部の中世総務担当と引田支部連合会会長から行われた。
議事では執行部から3つの議案が提出され,問題なく承認された。
最後に次期当番県である埼玉県支部の春山支部長からご挨拶をいただき総会は,無事終了した。
引き続き,記念講演会が群馬県立女子大学の松浦利隆教授から「富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録について」という演題で行われ,世界遺産登録までのプロセスやご苦労なさったお話の他に,私たちが映画や小説などで思い込んでいた間違った知識についてもお話いただき,普段聴くことの出来ないお話を非常に楽しく聴講させていただき有意義な講演会となった。
記念講演会の後は,メインとも言える懇親会が行われた。懇親会では,オープニングに高崎名物「頼政太鼓」をお楽しみいただき,群馬が誇る食材である上州牛やギンヒカリ鱒,地酒の数々を堪能していただくとともに年代毎の席次の設定など,「群馬のおもてなし」を堪能していただけたかと思う。
懇親会のフィナーレのセレモニーでは,関東地域支部連合会旗が群馬県の引田会長から次期当番県の埼玉県の春山支部長に受け渡された。
グランドフィナーレともいえる校歌斉唱は,合唱部OBの森下仁史先生のリードで4番までのフルコーラスで行われ,最後の校歌のフレーズである「飛躍の朝」を迎えられる事を誓い平成28年度関東地域支部連合会総会は,盛会の内に幕を閉じた。
(平成1年卒・片野 勝司 記)