演劇部OB会/レジェンドの語らい

 昭和23(1948)年11月13日,日本の敗戦後の世情が落ち着くのにはまだ程遠い頃,演劇部第1回公演が都民文化館で上演された,と記録にあります。出し物は山本有三作「盲目の弟」,チェーホフ作「熊」。東歯に入学して演劇部に関わった卒業生は平成21(2009)年で170名位と推定されますが,その何方にも多少の違いがあるにしても高校生の頃から演劇に興味を持ち,古典的名著・スタニフラスキーの「俳優修業」を読み齧り東歯演劇部でその情熱を傾注したと想像するに難くありません。

閑話休題
 OB会は平成26年4月20日,ニコライ堂を眼下に景観が広がる銀座アスターお茶の水賓館で,宮下先生,川又先生両幹事のお世話で開催され正午から会長・井上先生の挨拶で始められました。6回目の今回は参加者12名と決して多くはありませんが,たまたま11名は年代が割と近く,もうお一人はだんトツに若い法歯学講座准教授・

 花岡先生が参加されました。花岡先生から母校のことなどを伺うことが出来ました。

 同窓そして同好の集いであれば和気藹々で,思い出話,昔話に花を咲かせました。この盛り上がった時の流れの速さの中にも,もう少し多くの参加者を望み,OB会年1回の開催,そして演劇部現役の公演を観劇したい等々の提言もありました。

 次回OB会で集う時までお大事に,でお開きとなりました。

出席者
井上 藤夫先生(S31)
小林 則夫先生(S31)
落合 雅雄先生(S32)
大國  勉先生(S32)
坂登 輝夫先生(S33)
   令夫人
白石(山下) 雅子先生(S33)
延島 三男先生(S34)
宮下 達也先生(S35)
川又 正義先生(S36)
花岡 洋一先生(S56)
佐藤 貞彦(S33)

 小林先生から資料のご提供を戴きました。

(昭和33年卒 佐藤 貞彦 記)