令和5年2月4日(土)16時より県歯会館にて,福陵会学術講演会,総会を開催しました。
総会はコロナ禍のため,令和2年から3年振りの対面総会です。
先づ総会前に,母校歯内療法学講座の古澤成博教授より,大学の現況を報告していただいた後,「水酸化カルシウムは過去の遺産?」という演題でご講演いただきました。学生時代は東歯の根管治療薬といえば,水酸化カルシウム製剤の代表「カルビタール」でしたが,近年はMTAが注目されています。今回は多くの症例を提示していただき,感染根管処置,特に難治性根尖性歯周炎に対するカルシウム製剤の効用についてお話ししていただき,改めて本剤を見直す有意義なお話でした。
学術講演が終わると,同窓会本部より来福いただいた髙橋潤一常任理事から,同窓会の現状や活動について詳しく報告していただきました。
総会は平川誓生会長の挨拶があり,高齢者表彰として山地良子先生(昭和47年卒)にお祝を差し上げました。その後庶務,監査報告等があり議事に移りましたが,決算,予算案,会費賦課徴収案は全て承認され,役員改選については平川現会長が再選されました。 学術講演会,総会が全て終了 し,会場を博多料亭「稚加榮」に移しての懇親会です。記念撮影をし,3年振りに顔を合わせた会員もあり,久し振りに盛り上がった楽しいひと時でした。特に平川会長は同級の古澤先生とは卒業以来の再会とのことです。最後に校歌斉唱し,3年振りの福陵会総会・懇親会は盛会裡に終了しました。
来年の総会では新会員の顔が見られることを期待しています。
(昭和53年卒・永江 健一 記)