令和元年9月28〜29日,秋空が広がる週末,当支部で毎年恒例となった1泊懇親旅行が開催された。今回の目的地は鹿児島県の霧島温泉である。坂本龍馬が新婚旅行で登った高千穂峰や韓国岳などの霧島連山が見渡せる一方で,新燃岳の火山爆発が話題になる温泉地だ。
初日は鹿児島中央駅から貸し切りバスで出発。直後からあちこちで「プシュッ」と開缶の音が響くと共に参加者の楽しいお喋りが始まり,途中乗車の会員を拾いながら宿を目指す。
1時間半ほどのバス旅で「旅行人山荘」に到着。眼下に霧島の温泉郷,遠くには鹿児島市内から薩摩半島南端の開聞岳までを見渡せる風光明媚な温泉に浸かったのち,楽しみの宴会場へ。重久支部長(S52卒)の挨拶と参加者最年長の萩原会員(S30卒)の乾杯で始まった宴会では,図らずも本日古希を迎えた森原前支部長(S51卒),もうすぐ喜寿を迎える飯野会員(S42卒)のお祝いなども挟み,海の幸,山の幸をいただきながら会員相互の親睦を深めた。さらに部屋に戻ってからは先ほど行われたラグビーワールドカップで日本がアイルランドに勝利した話題などで盛り上がりながら楽しい夜のひとときを過ごした。
翌日は朝風呂と皆での朝食の後,バスにて宿を発つ。南九州で最も有名なパワースポットである霧島神宮を参拝し,ファミリー向けの高千穂牧場ではソフトクリームを賞味した。
国分の市街地に下りると黒豚料理で有名な「いちにいさん」に立ち寄り,お好みのランチに舌鼓を打った。そして,楽しい思い出と満腹のお腹を抱えながら鹿児島市内への帰路についた。
高齢化の進む会員にも無理の無い行程の素晴らしい旅行を企画された下津(H4卒)・湯田(H19卒)両幹事,写真を撮影・提供してくださった橋口会員(S48卒)に感謝するとともに,支部の大先輩の先生方にはくれぐれも健康にご留意いただき,こうして毎年一緒に旅行に行けることを楽しみにした
い。
(平成5年院了・田松 裕一 記)