令和元年6月1日(土),福陵会学術講演会,総会を県歯会館にて開催しました。
ご講演をお願いした母校口腔顎顔面外科学講座教授の柴原孝彦先生から先ず母校の学生や国試の状況,千葉医療センターの近況や将来像など詳しくお話しして頂きました。その後先生には,「口腔粘膜は歯科医の専門領域」~歯科医院で救える命がある~の演題でご講演いただきました。折りしもタレントの堀 ちえみさんが,舌がんの診断を受け公表した直後でもあり,会員は真剣に先生の話に耳を傾けていました。近年口腔・咽頭がんの罹患者は急増しており,死亡者数も上昇し続けています。私達かかりつけ歯科医は,口腔がんに対する知識,予防や検診方法を熟知し,患者さんへの啓蒙が必要なことなど,大変有意義な講演を拝聴しました。
講演後は総会に移り各種報告のあと,第1号から第6号議案まで全て可決承認されましたが,特にこれまで4月から翌年3月までを一事業年度としていたのを,本部に合わせて1月から12月までに変更すること,又それにより会則も一部改正することになりました。学術講演会,総会が無事終了すると懇親会は会場を移し博多料亭「稚加榮」へ。
記念写真撮影後,三聖一朗先生の乾杯のご発声で懇親会の始まりです。会は和やかなうちに始まりましたが,良い意味で次第に盛り上がり,学生時代は畏れ多くてなかなか柴原先生と話が出来なかった若手会員も,先生を囲んで質問したり討論している様子を見ると,とても逞しさを感じました。
最後に校歌斉唱で散会しましたが,二次会でも柴原先生への質問は続いていました。
(昭和53年卒・永江 健一 記)