2018年8月25日(土)18時より,東京歯科大学南棟2階にて,2018年度東京歯科大学サッカー部OB総会・講演会が,19時より懇親会が行われた。
『サッカー部存続の危機です。』サッカー部部長である筆者が臼田 準OB会会長,山倉大紀副会長に話したのは昨年末であった。現在サッカー部の部員は毎年減少傾向にあり,部員数0名の学年もある。稲毛グランドだけではなく東京都内のグランドやフットサル場を借り,週三回練習に励んでいる。もちろん昨今,歯科医師になるための勉学が大変であることは承知の上だが,そのなかでも学生は一所懸命に部活動に打ち込んでいる。彼らのひたむきな思いにきちんと寄り添えるOB会でなければならないと強く感じていた。しかし,近年はサッカー部OB会の定期的な開催がなされておらず,現役の活動や現状を大学外のOBに直接伝える機会すらないのが現状であった。そういった状況であったため今回は現役部員・マネージャーも全員参加としOB総会・懇親会を行うこととなった。
当日は,現役部員・マネージャーの18名を含む59名が参加した。会の冒頭,OB会会長の臼田 準先生から開会の挨拶があり,次に前部長である山倉大紀先生から会計報告,現部長の菅原よりサッカー部の現状報告と現役部員へ支援の要請があり,最後に現役部員を代表し第4学年の齊藤君より2018年度春季関東医歯薬獣リーグ6部優勝,来期5部への昇格,オールデンタル3位との結果また,現一年生の部員が0名であることが報告された。今後OB会としても練習環境を含めた様々な改善が必要であることが再確認された。OB総会後に行われた講演会では,矢島安朝先生(東京歯科大学サッカー部顧問・口腔インプラント学講座主任教授・水道橋病院長)から「東京歯科大学の現在そして未来」と題し,東京歯科大学水道橋移転時の教育・研究・臨床の3点の懸念があったが,それがクリアされたこと,千葉歯科医療センターを含む稲毛キャンパスについて,これからの東京歯科大学,歯科の進むべき方向をご講演いただいた。
講演会の後,水道橋病院の見学を行い,OB・現役部員・マネージャーで盛大に懇親会が開催された。元部長である安達 康先生のご挨拶に続いて,乾杯のご発声のもと,懇親へと移行して医歯薬リーグやオールデンタルの思い出が多く語られた。会の最後に臼田 準先生より,同窓としてサッカー部OBとして,歯科医師になってから伝統を後輩へ繋いでいくことが90年以上の歴史を持つ東京歯科大学サッカー部の使命であるとご挨拶をいただき,閉会となった。多くのサッカー部OBが集い,旧交を温め,親睦をはかることが出来た。臼田会長の中締めの後,散会となり,それぞれ近い年代で集まり水道橋の夜の街に消えていった。
今後は2年に一度の定期的な開催を予定している。
(平成16年卒 菅原 圭亮 記)
【参加メンバー(敬称略)】
昭45:安達 康,昭46:押見 一,昭48:木瀬雅充,根岸康雄,山下敏明,
昭49:伊藤知博,昭53:臼田 準,昭55:矢島安朝,
昭57:山倉大紀,渡辺英弥,昭61:須佐美英作,昭63:岩田昌久,
平6:赤堀仁則,佐藤知雄,平7:白水直樹,平10:鈴木義顕,
平11:佐野勇基,山田 淳,平12:監物 真,平13:岡田栄介,沼澤秀之,立川好彦,
平15:永井嘉洋,平16:杉山健太郎,菅原圭亮,
平17:太田淳也,平18:安田雅章,平19:泉地亜輝郎,平20:宇井康晃,
平21:井原雄一郎,平22:今村健太郎,池畑直樹,岩田優行,
平26:石井亮太,平27:中農智宏,矢島広隆,舟山一成,
平28:稲田潤一郎,平29:鴨 あや子,平30:斎藤博愛,秀島 能
以上41名 および現役部員14名・マネージャー4名の合計59名