平成29年4月29日に,庭のホテル東京において,澤田 隆先生(昭52卒)の東京歯科大学定年退職のお祝いと,あわせて長年務めてこられた空手道部部長退任を慰労する会が開催されました。OB会副会長の佐々木眞澄先生(昭58卒)による開会の辞に始まり,会長藤居弘通先生(昭55卒)のご挨拶で,40年余りにわたり空手道部の発展にご尽力いただいた澤田先生に慰労の言葉がありました。続いて来賓の和道流空手道連盟 三代宗家 大塚博紀先生によるご祝辞の後,北海道から遠路参集された松崎紘一先生(昭46卒)のご発声により乾杯しました。宴もたけなわとなったところで,空手道部OB会から澤田先生に感謝の意を込めて花束と記念品(空手道着)が贈られました。これを受けて先生から御礼のご挨拶があり,ご自身の研究活動の一端と,学生時代から現在に至る空手道部での歩みについて懐かしい写真を交え紹介されました。過去には30名以上の部員を抱える黄金期があり,部員同士はもちろん,他大学の学生とも技を競っていたとのこと,今昔に堪えません。
空手道部は,平成30年に創部60周年を迎えます。部員減による幾多の危機もありましたが,これほど長く存続できたのは先輩から脈々と受け継いできた空手道部の伝統と,和道流の訓え「敬 愛 礼」の精神があったからに他なりません。会の終わりに本年度から新部長になられた加藤哲男教授からご挨拶があり,空手道部の良き伝統を引き継いでいきたいと抱負を述べ,締めくくられました。記念写真撮影の後,空手道部主将,宍戸勇介君とOBの先生方による恒例のエール交換が行われ,無事閉会しました。
(平成27年卒 髙﨑 史義 記)