平成29年6月10日(土),青森市「ホテル青森」にて第54回東北地域支部連合会総会が開催されました。同窓会本部より矢﨑秀昭同窓会会長,臼井文規同窓会専務理事,田島守同窓会地域理事,母校より歯内療法学講座古澤成博教授をお迎えし,宮城県5名,山形県7名,秋田県5名,福島県5名,岩手県3名,青森県27名の出席を頂きました。
総会に先立ち役員協議会が開かれ,各支部からの報告の後,会則の一部改正や福祉共済制度の見直しについての協議がされました。総会では長内幸一東北地域支部連合会会長(青森県支部長)の挨拶の後,ご来賓の矢﨑会長,田島地域理事,そして青森県歯科医師会の山口勝弘会長よりご挨拶をいただきました。
古澤教授と臼井専務理事はスライドでそれぞれ大学と同窓会の現状のお話をしてくださいました。大学では西棟の完成や本館の改修で新しい設備を充実させ短期大学の学生さんを迎えられたこと,千葉校舎の改修も進んでいること,市川病院では医科歯科連携のカルキュラムなどを見せていただきました。また先生方の大変なご尽力で歯科医師国家試験の高合格率を続けているとのことで,同窓としては誇らしいかぎりです。
同窓会では熊本地震への対応や,未加入同窓の支部加入促進対策のお話しがありました。また共済制度に関しては「総務厚生委員会」の答申を受け,理事会での決定を経て評議委員会に議案として提出される予定となっているとのことでした。
議長に長内幸一先生,宮城県支部の黒澤祐一先生を副議長に総会は進められました。逝去会員への黙祷,各種報告,決算・予算や協議事項の承認と無事総会は閉会いたしました。
総会終了後は古澤成博教授による「進化する歯内療法の診断と処置」と題した学術講演会となりました。最新の歯科用コーンビームCTやNi-TIファイルの応用,マイクロスコープの活用についてご講演くださいました。他にも私たちが毎日行う根管治療のワンポイントアドバイス的なお話や治療薬の選択など,臨床直結のことを改めて学ばせていただきました。
記念撮影の後,懇親会に移りました。松山陽一青森県顧問の乾杯のご発声で幕を開け,東北電力ねぶた愛好会囃子方「電囃会」によるねぶた囃子で大いに盛り上がりました。囃子にあわせて跳ねた(踊った)先生方もいらして,少し早めに祭りの雰囲気を味わっていただいたのではないでしょうか。和やかな雰囲気で交流を楽しみ,次期開催の宮城県への連合会旗引継ぎが行われ,校歌斉唱で終宴となりました。
翌日はゴルフ大会も開催されました。11名の参加があり,秋田県支部の五味明雄先生がみごと優勝されました。
(昭和63年卒・古川 由美子 記)