平成29年1月28日(土),平成29年度富山県支部学術講演会・総会は会員21名の参加を得てホテルグランテラス富山にて開催されました。
学術講演会は,母校市川総合病院副病院長髙野伸夫先生に「東京歯科大学市川総合病院口腔がんセンターの現況」と題して,口腔がん治療の最前線のお話をしていただきました。病院各科が協力して行う口腔がんに対する先進的な包括的標準治療は一般開業医にとっては驚きの連続で,治療成績が格段に向上していることに深い敬意を覚え,髙野先生の熱い語りも相まって一同吸い込まれるように聞き入りました。
総会は議長に金川直博先生を選出して議事が始まりました。まず野田修支部長・内田昌宏副支部長から昨年11月に開催された同窓会評議員会および都道府県代表者会議の内容の報告がありました。次いで山田雅敏幹事より昨年度の会務・会計報告および山崎安仁監事より監査報告がなされ,全会一致で承認されました。富山県支部にはこれまで燦水会という学術研修のための別組織がありましたが,今後は二つの組織を統合して学術関係事業も富山県支部の事業として行うことになり,このための支部規則改正案が提案され,原案通り承認されました。その後,山田幹事より今年度の事業計画・予算案の説明があり,これも全会一致で承認されました。特に,今年は5月27日に富山県支部が主幹となって北陸地域支部連合会が開催されることから,各会員には十二分な協力をお願いしました。
総会の後の新年懇親会では,学術講演会の髙野教授を交えての歓談となり,和やかな雰囲気の中,おいしい食事とお酒を満喫するうちにあっという間に時間が過ぎ,稲田次郎副会長の閉会の辞でお開きとなりました。
(昭和61年卒・山田 雅敏 記)