3年 主将 古屋 優人
茶道部は今年度,4人の新入生を迎えて12名で活動をしています。平日は神保町のお部屋をお借りしてお稽古しております。土曜日は広尾にある先生の御宅でお稽古を見て頂いています。
現在は6月19日に靖国神社で行われる,明海大学歯学部,日本大学歯学部との三校合同のお茶会に向けて部員一同一生懸命お稽古に取り組んでいます。靖国神社でのお茶会は貴重な体験であり,そのことを考えるとより一層身が引き締まります。三校それぞれお点前の仕方に違いがあり,それを三校がお互いに学び合うのも趣があって良いものだと考えております。
また,夏には稲毛の合宿所で通い合宿を行います。ここで一年生は先輩方に教えて頂き,お点前の一連の流れを覚えます。所作の一つ一つに心を込めて,それでいて流れるような,見ていて心が落ち着くような手の動きを心がけます。先生方は手の動きに性格が現れるとよくおっしゃられます。噛み砕いて申し上げますと,部屋をあまりこまめに掃除しないと雑な人間だと思われてしまう,という感覚に近いでしょう。手の動き以外でも特に気を配っているのが「礼」です。「礼」とは,感謝・思いやりなど,他人への心遣いのことです。茶道から学べるのは何もお茶の点て方や所作だけではございません。社会に出ても恥をかかないような礼儀を学ぶことができます。立ち方や座り方,正しいお辞儀の仕方,和室での足の運びなど他では身に付けづらいことを身に付けられます。
茶道部はお稽古以外でもみんな仲良くしています。長期休暇には旅行に出かけたり,休日にどこかへ遊びに行ったり,ご飯にいったりととても充実した日々を送っています。そんな茶道部が今ここにあるのは先輩方,並びにOB・OGの方々のおかげです。先輩方が何世代にも渡って守ってきてくださった茶道部を今度は私たちが次の世代に繋ぐため,日々励んでいきます。未熟ではございますが,今後とも茶道部への暖かいご声援ご支援を賜りますよう,またご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。