横浜鶴見支部/香山欣哉先生 傘寿お祝い会

 敬老の日の連休を利用して,7名参加のもと湯河原方面に出掛けた。本年めでたく傘寿を迎えた香山欣哉先生のお祝い会を兼ねた会員旅行である。

 川崎駅から特急で真鶴へ。海鮮料理「うに清」で昼食。「真鶴出身の先生から差し入れです」と絢爛豪華な「船盛り」が運ばれる。神奈川西湘支部の山田貢先生(昭和34年卒)が「私の出身地,真鶴に来てくれるなんて嬉しい。大いに盛り上がってください」とのコメント付き。粋な計らいとお心遣いに一同大感動。まさに「鯛や平目が舞い踊る」気持ちで鮮度抜群の「鯛の活き造り」に濃厚な甘みの「生うに」脂の乗った「鯵のたたき」コリコリ感がたまらない「あわび」「生さざえ」に舌鼓を打った。〆は熱々の鯛茶づけを啜り満腹。今宵の宿「山翠楼」へ。早速,露天風呂につかりのんびりした。

 お祝い会は午後6時30分より旅館内宴会場で行われた。はじめに佐藤秀夫会長が挨拶。釣り好きな香山先生から「最近はなかなか出るのが億劫になって」とお聞きしていたので,ご自宅でのんびり釣りに行った気分を味わって頂こうと「海,川の魚の水中での生態を記録したDVD セット」のお祝い品が贈られた。次いで先生から「こうやって何とか健康で皆さんからお祝いして頂けることは何より光栄です。ありがとうございます」と謝辞が述べられた。

 綺麗処も揃ったところで大庭靖士先生の乾杯で祝宴が始まった。元々「湯葉」で有名な宿。「自家製引き上げ湯葉」の先付に始まり,眼でも楽しめる色とりどりの「前菜」,お昼には味わえなかった北海道の真蛸や三陸のもどり鰹の「お刺身」と続き「箱根西麓牛ロースの石焼き」と宿名物の蓋物「三ケ日三段肉の吉野仕立て」など秋の味覚満載のコース料理を堪能した。参加者から一言ずつお祝いの言葉が贈られ,「ご兄弟揃って健康で100歳目指して」と大きな拍手で祝福した。

 翌朝は旬と地場産食材に拘った朝食後,部屋でのんびり過ごした。お昼は湯河原ご当地B級グルメ「坦々焼きそば」の1号店「餃子ショップ」で。その昔,怪我を負った狸が湯河原温泉で傷を癒したそうで「たんたん狸の…♪」から「坦々焼きそば」が誕生。

 ピリッと辛い焼きそばに,餃子などみんなで仲良くシェアしてお腹も一杯になり,特急に揺られて帰路についた。

(宇佐美 貴弘 記)