事業推進部 医療教養委員会

 医療教養委員会は,同窓会アカデミア構想の一翼として,地域保健活動展開のための情報や,教養人として身につけるべくリベラルアーツに関する内容を取り扱う委員会です。特に,東歯同窓会の最大の強みである幅広い世代での情報交流を活性化することで,その役割を果たしていきたいと考えております。
 主な活動内容としては,「レジェンド・セミナー」「口腔保健オープン・フォーラム」「リベラルアーツ・リレー講座」の3つを予定しています。「レジェンド・セミナー」では,東歯OB の中でも,著名な東京歯科大学同窓の講演あるいは診療室見学を通して先達と若手の交流を計画しております。先達から若手に伝えたいこと,先達に若手が聞きたいことなどをテーマにした世代間での交流を目的としたセミナーです。また「口腔保健オープン・フォーラム」は,口腔保健のさらなるプロフェッショナルを目指す目的で,予めテーマを決めて会員参加型のオープン・フォーラムを開催し,口腔保健活動に関する活動報告とディスカッションを行う予定です。診療室内での予防管理システム,学校保健活動での展開,地域での口腔保健への取り組みなど,現場での実際の活動を通じた課題などをテーマにしたオープン・フォーラムです。そして「リベラルアーツ・リレー講座」では,歯科医のための教養講座として,多彩な分野より講師をお招きして,講演会の開催を企画してまいります。歯科医療の専門化,高度化が進む中で,専門職におけるリベラルアーツの重要性が再認識されております。そこで,同窓会においても,リベラルアーツに関する内容についても積極的に取り組んでいきたいと考えております。
 本委員会のすべての企画は,多くの会員の方々の積極的な参加によって支えられます。そのため,参加費は無料~数千円程度とし,若手会員である新進会員の方々を含め,できるだけ多くの会員の方々に参加していただけるように設定する予定です。
 これらの講演会等のイベントを通じて同窓間での交流がより一層活発化し,情報交流だけでなく,幅広い人的交流に繋がる有意義な企画になるように努めてまいりたいと思いますので,多くの会員の皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

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2024 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「歯科から取り組む!孤立という病を地域で治す方法」〜人のつながりが薬になる〜[2024年11月17日(日)] (1/2/2024) - 2024 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「歯科から取り組む!孤立という病を地域で治す方法」〜人のつながりが薬になる〜[2024年11月17日(日)]講師:西 智弘(一般社団法人プラスケア代表理事)・高柳篤史(埼玉県開業)

 社会的に孤立していることは、時に健康を脅かします。人との交流が乏しいと抗うつのリスクや、認知症の発症リスク、死亡のリスクまで高くなることが、世界的に課題となっています。
 この解決策として、いま、世界では医療者や医療施設が地域のつながりの中心となって、人々の健康を地域社会で支える「社会的処方」という新しい取り組みが広がりつつあります。
歯科疾患の多くは生活習慣病であり、病気の視点だけではなく、生活の視点での支援の重要性が明らかになってきています。
 日本でも大きな課題となっている〈社会的孤立〉に対して歯科医師、歯科医院は、なにができるのか。書籍「社会的処方」の著者である西智弘先生と地域コミュニケーションに取り組んでいる高柳篤史先生を交え生涯における健康づくりにおいて歯科医療の遠心的発展の方向性を模索する目的で、多職種と連携して、個人と社会を繋げるための社会的処方についてみなさんで議論を深めていきたいと思います。

「歯科から取り組む!孤立という病を地域で治す方法」
〜人のつながりが薬になる〜
講師:
  • 西 智弘(一般社団法人プラスケア代表理事)
  • 高柳篤史(埼玉県開業)
日時:2024年11月17日(日) 10:00 〜 13:30
場所:ハイブリッド開催
・対面参加:東京歯科大学水道橋校舎 新館11階
・Web参加:Zoomウェビナー
定員:60名
受講料:無料

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2023 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「健康格差と口腔保健の役割」〜今、日本社会の中で何がおきているのか〜[2023年11月12日(日)] (1/1/2023) - 2022 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「地域での健康づくりにおける多職種連携と歯科専門家の役割」[2022年11月13日(日)]講師:栗崎新也(愛知県開業)・齋藤貴之(東京都開業)・松浦信一(北海道開業)

 若年者のう蝕の減少や高齢者の現在歯の増加など、近年、国民の口腔保健は良好な状態に改善してきている。一方で、地域全体に目を向けると、かならずしも十分ではなく、健康格差の拡大が課題となっている。そして、歯科は、歯科医院に来院する患者の歯科疾患の治療だけでなく、食を中心とした地域社会における健康づくりの中心的役割を果たすことが求められてきている。
 そのような社会変化の中で、全国の各地域で、「くらしの保健室」などを通じて、多職種で連携して、生活者目線での様々な取り組みが始まっている。そこで、今年度のフォーラムでは、全国で行われている多職種で連携した健康づくりへの取り組みを共有して、参加者の各地域にあった、歯科専門家の参画する健康づくり活動を模索することを目的としたフォーラムです。

「地域での健康づくりにおける多職種連携と歯科専門家の役割」
講師:
  • 栗崎新也(愛知県開業)
  • 齋藤貴之(東京都開業)
  • 松浦信一(北海道開業)
日時:2022年11月13日(日) 10:00 〜 12:30
配信方法:Webにて配信
定員:80名
参加費:無料

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2022 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「地域での健康づくりにおける多職種連携と歯科専門家の役割」[2022年11月13日(日)] (1/2/2022) - 2022 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「地域での健康づくりにおける多職種連携と歯科専門家の役割」[2022年11月13日(日)]講師:栗崎新也(愛知県開業)・齋藤貴之(東京都開業)・松浦信一(北海道開業)

 若年者のう蝕の減少や高齢者の現在歯の増加など、近年、国民の口腔保健は良好な状態に改善してきている。一方で、地域全体に目を向けると、かならずしも十分ではなく、健康格差の拡大が課題となっている。そして、歯科は、歯科医院に来院する患者の歯科疾患の治療だけでなく、食を中心とした地域社会における健康づくりの中心的役割を果たすことが求められてきている。
 そのような社会変化の中で、全国の各地域で、「くらしの保健室」などを通じて、多職種で連携して、生活者目線での様々な取り組みが始まっている。そこで、今年度のフォーラムでは、全国で行われている多職種で連携した健康づくりへの取り組みを共有して、参加者の各地域にあった、歯科専門家の参画する健康づくり活動を模索することを目的としたフォーラムです。

「地域での健康づくりにおける多職種連携と歯科専門家の役割」
講師:
  • 栗崎新也(愛知県開業)
  • 齋藤貴之(東京都開業)
  • 松浦信一(北海道開業)
日時:2022年11月13日(日) 10:00 〜 12:30
配信方法:Webにて配信
定員:80名
参加費:無料

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2021 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「診療ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」~エビデンスと個の多様性~[2021年11月14日(日)] (11/15/2020) - 2020 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」~エビデンスと個の多様性~[2021年11月14日(日)]

「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」
~エビデンスと個の多様性~

 近年、歯科医療においても、エビデンスが重視されるようになり、多くの専門学会等において臨床ガイドラインが作成されています。臨床ガイドラインは、臨床決断だけでなく、歯科医の法的責任や裁量権とも無関係ではありません。  一方で、生体には多様性があるだけでなく、個々の患者のナラティブ(物語)は臨床決断において極めて重要であることはいうまでもありません。そのため、歯科医師は日常の歯科診療において臨床ガイドラインを熟知し、これらの知見に沿った診療を実施する責務があるとともに、個の多様性に最大限に配慮した歯科医療が求められます。  そこで本フォーラムでは、これまで公表されている臨床ガイドラインについて理解を深めるとともに、その運用とナラティブとの融合と調和について参加者の皆さんとともに考えていこうと思います。

「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」
~エビデンスと個の多様性~
講師:
  • 杉原直樹(東京歯科大学衛生学講座)
  • 学術委員(東京歯科大学同窓会)
日時:2021年11月14日(日) 12:00 〜 16:30
場所:東京歯科大学 水道橋校舎本館11F
定員:80名
参加費:3千円(新進会員 1千円、準会員 無料)

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2020 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」~エビデンスと個の多様性~[2020年11月8日(日)] (1/1/2020) - 2020 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」~エビデンスと個の多様性~[2020年11月8日(日)]

「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」
~エビデンスと個の多様性~

 近年、歯科医療においても、エビデンスが重視されるようになり、多くの専門学会等において臨床ガイドラインが作成されています。臨床ガイドラインは、臨床決断だけでなく、歯科医の法的責任や裁量権とも無関係ではありません。  一方で、生体には多様性があるだけでなく、個々の患者のナラティブ(物語)は臨床決断において極めて重要であることはいうまでもありません。そのため、歯科医師は日常の歯科診療において臨床ガイドラインを熟知し、これらの知見に沿った診療を実施する責務があるとともに、個の多様性に最大限に配慮した歯科医療が求められます。  そこで本フォーラムでは、これまで公表されている臨床ガイドラインについて理解を深めるとともに、その運用とナラティブとの融合と調和について参加者の皆さんとともに考えていこうと思います。

「臨床ガイドラインを歯科診療にどのように活用するのか」
~エビデンスと個の多様性~
講師:
  • 杉原直樹(東京歯科大学衛生学講座)
  • 学術委員(東京歯科大学同窓会)
日時:2020年11月8日(日) 12:00 〜 16:30
場所:東京歯科大学 水道橋校舎本館13F
定員:80名
参加費:3千円(新進会員 1千円、準会員 無料)

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