第427号」タグアーカイブ

いなげ ―そして未来へ―(同窓会報第427号より)《写真ギャラリー》

 どんなに時代が変わったとしても,確かなことは,私たちが仲間とともに学び語らった教室,研究に明け暮れた講座,患者さんのための治療に打ち込んだ病院が,稲毛の地にあったということ…。その事実は変わらない。

橋本貞充(昭和56年卒)


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講座紹介:歯周病学講座/予知性の高い歯周治療の提供を目指しています。(水道橋病院 保存科)(同窓会報427号より)

 現在,歯周病学講座は,水道橋病院保存科において24名の常勤講座員と3名の非常勤(臨床教授1名,臨床准教授2名)の体制で診療を行っております。紹介の有無によらず多くの患者様が来院し,コロナ禍ではありますが,2021年4〜11月の期間でのべ約1万人の診療を行いました。
 紹介の多くは,歯周組織再生療法を含む全顎的な歯周治療や歯肉退縮などに対する歯周形成手術を必要とする方という状況です。検査結果に基づき適切な診断を行い指導医と供に治療計画を立案し,歯科衛生士と協働して治療にあたっています。 続きを読む

講座紹介:クラウンブリッジ補綴学講座/生体親和性と審美性のLongevityに特化したメタルフリー治療を行っております。(水道橋病院 補綴科)(同窓会報427号より)

治療の特徴と流れ

 平素より補綴科宛に患者さまをご紹介下さり,誠にありがとうございます。
 当講座の歯科医師は,日本補綴歯科学会を始め,日本歯科審美学会,日本接着歯学会,日本口腔インプラント学会といった各専門学会に所属しており,日々の治療に尽力しております。治療の特徴としては,健全歯質の切削量を必要最低限とし,昨今の向上した接着技術を応用する接着ブリッジや,金属アレルギーが疑われる患者様につきましては内科との連携で検査を行い,生体親和性に優れるセラミックを用いたメタルフリー治療を提供させていただいております。 続きを読む

栃木県支部/令和3年度定時総会

 令和3年12月5日(日)午後12時30分よりホテルニューイタヤに於いて,オンラインも含めたハイブリッド形式で東京歯科大学同窓会栃木県支部令和3年度定時総会が開催された。
 総会は牟田具城副支部長の司会で進められ,簗瀬 昇副支部長の開会の辞で開始した。まず支部長挨拶として坂入道子支部長から,コロナ禍で例年の事業ができない状況の中での,支部でのメーリングリストの構築,Webでの研修会,役員会の開催等,新しい形での支部の対応が報告された。 続きを読む

静岡県支部/令和3年定時総会・記念講演会

 令和3年12月12日(日)14時よりホテルアソシア静岡にて県支部第81回定時総会・記念講演会が新型コロナウイルス感染症に細心の注意を払いながら54名の参加で開催されました。
 総会は副支部長の小野田尚仁先生(昭和59年卒)の司会進行により,副支部長の山口秀夫先生(昭和56年卒)の開会の辞で始まり,始めに物故会員3名に対し弔意黙祷を行った後,支部長の鳥居一也先生(昭和58年卒)の挨拶があり,ご来賓としてご臨席いただいた母校古澤成博教授,県歯会長大松 高先生,同窓会副会長鈴木千枝子先生,県歯副会長小澤照雄先生,東海地域支部連合会理事村松英昭先生の紹介と挨拶がありました。 続きを読む

巻頭言/更なる充実,発展に向かって

会長 澁谷國男
会長
澁谷國男

(東京歯科大学同窓会会報 令和4年2月号/第427号より)

 新年おめでとうございます。
 令和4年の新春をおすこやかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 コロナ禍も2年を過ぎ,小康状態かとホッとしたのも束の間,オミクロン変異型ウイルスと型を変え,新たに拡大のきざしが報じられております。
 また,慶應義塾大学との統合問題も,このような現況下にあって,協議開始の時点としたスケジュールを見直し,特に目途を設けずに協議を継続と,プレス発表がありました。同窓会は「母校の発展に寄与するという本来の目的を堅持し慎重に行動する」の考えのもと,事態を見守ってまいります。
 このような状況の中,昨年11月7日に開催されました評議員会におかれまして,もう1期会長職をお預かりすることとなりました。精一杯つとめてまいります。同窓の皆様の更なるご支援,ご協力をお願い申し上げます。
 コロナ禍の中,同窓会活動も当初は中止も余儀ない事態となりましたが,各種委員会の先生方の努力により,昨年は各種事業もほぼ遂行することができました。コロナ禍3年目に入り,Web 配信という方法を積極的に活用してまいりたいと考えております。以前より東京開催の講演会になかなか参画しにくいというご意見を耳にしておりましたが,「TDCアカデミア」事業も,Web 配信を利用したセミナーを開催し,結果多くの利点も生まれ,「卒後研修」では各地域からの参加を得,「臨床セミナー」においても,地方からの参加が半数を占める状況となっております。オンラインを活用することもこれからの時代の流れかと考えます。今後同窓会活動の1つとして活用してまいります。
 同窓会を構成する世代は,平成・令和時の卒業生が,全同窓生の半数を超えました。また,大学在校生は女性学生が過半数となりました。このような現状を同窓会もしっかりと認識して活動していかねばなりません。更なる同窓会の充実,発展のため,努力してまいります。先生方の益々のご支援,ご協力をお願い申し上げます。