会報巻頭言」カテゴリーアーカイブ

巻頭言/継承と発展

総務・厚生部常任理事 杉原直樹
総務・厚生部常任理事
杉原直樹

(東京歯科大学同窓会会報 令和3年2月号/第423号より)

 謹んで新春をお祝い申し上げます。同窓のみなさまのご健勝と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
2020年1月より総務・厚生部担当の常任理事を仰せつかりました昭和62年卒の杉原直樹です。2014年4月より,東京歯科大学衛生学講座で主任教授を拝命しております。東京歯科大学を卒業して現在まで同窓会大学支部に所属してきましたが,これまでずっと支部の役員をするでもなく過ごしておりましたので,今回大学連携の常任理事に指名されましたのはまさに晴天の霹靂でした。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが,簡単に衛生学講座の沿革の紹介をさせていただきます。衛生学講座が研究室として正式に誕生したのは,昭和28(1953)年4月です。この時の名称は衛生学・口腔衛生学研究室でした。その後,昭和33(1958)年3月に大学院が設置され,衛生学講座として上田喜一主任教授と竹内光春教授が就任しました。さらに昭和37(1962)年に口腔衛生学講座(竹内光春主任教授)が衛生学講座より独立して2講座になりました。それ以後,衛生学講座は西村正雄教授が,口腔衛生学講座は高江洲義矩教授が主任教授を引き継ぎましたが,平成3(1991)年4月から2講座が再統合し,現在の衛生学講座(高江洲義矩主任教授)となり,平成13(2001)年に松久保 隆主任教授,平成26(2014)年より私が講座を運営しています。これまで60年以上の歴史の中で,多数のOB・OGを含む関係者の方々が同窓会会員の中にもいらっしゃると思います。現在は,名誉教授3名,教授1名,講師2名,助教1名,歯科衛生士1名,客員教授1名,客員准教授2名,客員講師1名,非常勤講師7名で教育,研究,社会活動にあたっています。水道橋校舎本館10階に研究室がございますので,お気軽にご連絡ください(現在の状況下では「お気軽にお立ち寄りください」と書けないことが非常に残念です)。なお,初代衛生学講座主任の上田喜一教授は,慶應義塾大学医学部を卒業し,医学部衛生学教室助教授から初代の教授として東京歯科大学に着任されております。ご存知のように,現在,東京歯科大学と慶應義塾大学との統合のための協議が開始されています。これも何かの不思議な縁を感じます。
昨年初めに常任理事に就任して早々新型コロナウイルス感染症の感染拡大により同窓会関連の事業が殆ど中止となり,また会議も全てWeb会議になりました。私が対面で同窓会関係の会議に出席したのは1~2月の理事会・常任理事会の2回と11月に行われた同窓会評議員会の合計3回のみです。しかも会議の後の懇親会もほぼなくなり,役員全ての方のお名前と顔を覚えるのに非常に苦労しております。しかしながら,この1年間同窓会の運営に携わらせていただき,新型コロナウイルス感染症下の困難な状況の中で会長を始め役員の方々全てが一生懸命に会務に奮闘されているのを目の当たりにして,非常に頭の下がる思いです。私もそれに負けないように皆様とともに同窓会に尽力して参りますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

巻頭言/東京歯科大学卒業生の誇り

事業推進部常任理事 牧野 寛
事業推進部常任理事
牧野 寛

(東京歯科大学同窓会会報 令和2年12月号/第422号より)

 時下 同窓会の先生方におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。また,平素より同窓会事業にご理解ご支援いただき心より感謝申し上げます。本年1月より事業推進部学術担当の理事を仰せつかりました昭和62年卒牧野 寛でございます。2002年より18年間,同窓会学術委員会に在籍させていただき,諸先輩方より歯科医学の基本,応用を学ばせていただきました。まだまだ技量不足であることを自覚しておりますが,乏しき経験と浅き知識をなんとか駆使して職務を全うする所存でございます。何卒よろしくお願いいたします。
今回の理事就任にあたり,本会の歴史を紐解き,そして学術委員会の在り方を再確認してみました。明治28年に高山歯科医学院の第1期卒業生が,芝区伊皿子町の学舎近くの料亭に集い,歯科臨床の未来について語り合ったことが本同窓会の起源とお聞きしております。また,研鑽し得た知識を後輩に伝えていくという精神は,「本学で学んだものは皆家族」という東歯家族主義すなわち血脇イズムにより継承されて今日に至っております。与えられた職務は大変重責であり,「共に学び,ともに伝える」を目標に学術事業の活性化と同窓会の発展に努力していく覚悟でございます。
近年若い先生方は同窓会から少し距離を置く傾向があるようにお聞きしております。同窓会の意義に魅力を感じない,メリットがない,煩わしい…いろいろと理由はあるかと思いますが,我々に「後輩たちの未来を考えた事業展開ができているのか」立ち戻って再確認する機会を今回のコロナ一連が与えてくれたようにも思います。
本年度の学術事業は,臨床セミナー,医療教養フォーラムいずれも中止となりました。そのような中で唯一,「症例発表を中心とした3つの勉強会」をオンラインにて毎月2回開催しております。この勉強会は,臨床経験で得たものを後輩に伝えていくこと,悩ましいケース情報を共有し一緒に考えていくことなど,まさに血脇イズムを継承した東歯らしい学びの場になっております。若い先生方だけではなく,経験豊富な先生方にもご参加いただきその知識と技を伝えていただくことも希望しております。オンライン開催ですから,地方からの参加もオンタイムで可能となり,実際に愛媛・島根県などからの参加実績もございます。参加をご希望の方は事務局までお問い合わせください。
この他にも,時代のニーズに合った学術情報を,委員会の先生方と試行錯誤しながら積極的にご提供していきたいと考えます。会員の先生方からご意見,ご要望など沢山いただけることを希望いたします。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
最後に,愛しき後輩たちへのメッセージです。
「諸先輩からいただいた数々の恩恵に,『恩返し』はいりません。
その恩恵を貴方達の後輩に是非とも『倍返し』してください。
倍返し…いや千倍返しだ!
それが我ら東京歯科大学の伝統継承と未来発展の源となることでしょう。
これが,東京歯科大学卒業生の誇りです」

巻頭言/新たなる飛躍に向けて

常任理事 市川敬一
常任理事
市川敬一

(東京歯科大学同窓会会報 令和2年10月号/第421号より)

 会員各位におかれましては新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中,同窓会の活動に対しご支援を賜り,厚くお礼申し上げます。
本年1月より,会計担当常任理事を仰せつかりました平成6年卒の市川敬一と申します。同窓会の発展のために,少しでもお役に立てればと思っております。何卒よろしくお願いいたします。
同窓会会則施行規則の義務の中に下記の様な記載があります。
(義務)
第4条 会則第8条第1項第二号における本会所定の会費,負担金は会則第7条ただし書きに規定されたもの以外は,原則として支部を通じ納入する。
2  所属支部を通じ,期日内に納入された会費に対しては,会費の5%を「期日内納入協力金」として支部に支給する。ただし,2年間(※令和2年末まで)は周知期間とし,従来通り過年度分に対しても支給する。
となっております。今年の12月でこの周知期間が終了となります。そのために,“ 過年度分会費も含んだ支部への協力金” に関しては,来年度以降は支給することが出来なくなります。つきましては,支部で集金した同窓会事務局に納入していない過年度分会費がございましたら,なるべく早期の納入をお願いいたします。
来年度(令和3年度)からは,当年の会費を会則通りに4月末日までに支部を通じて納入をいただいた場合にのみ“ 期日内納入協力金” として,会費の5%を支部に支給させていただきます。この納入期限に関しては,色々とご意見があるかと思われます。歯科医師会等の会計年度は4月1日から翌年の3月31日までですが,同窓会の会計年度は1月1日から12月31日までとなっております。そのために納入期日が4月末日となっている事をご理解いただき,ご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,会員の皆様も本当にご苦労されていると思います。そこで今年度に関しては,“ 新型コロナウイルス感染症対策特別支部助成金” という形で,各支部の活動の一助にしていただくための支援金を支給させていただきたいと考えております。上記の期日内納入協力金の5%とは別に,支部を通してご納入いただいた当年度(令和2年度)会費の15%を各支部に支給させていただきます。用途に関しては,支部の会議をオンラインで行う等の経費で使用していただいてもかまいませんし,会員に還元していただいてもかまいません。使い道をこちらで指定することはございませんので,各地区で話し合って決めていただければ結構です。
今後とも同窓会事業に対してご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

巻頭言/更なる躍進に向かって

専務理事 小枝義典
専務理事
小枝義典

(東京歯科大学同窓会会報 令和2年6月号/第420号より)

 会員各位におかれましては新型コロナウイルス感染症パンデミックに対し,公私ともご苦労をされている状況に心からお見舞いを申し上げます。
この度,澁谷新執行部発足にあたり専務理事を仰せつかりました昭和59年卒小枝義典と申します。本来であれば様々な行事の中,親しくご挨拶させていただくべきところでありましたが,それもままならず会務安定化に日々邁進しているところでございます。
本会の新型コロナウイルス感染症への対応としては6月17日までの会員が多数参加する企画すべてを中止とし,後期事業計画見直しについて改めて提案する事といたしております。それに伴い理事会において準備期間を要する関連事業,7月開催予定の学年代表者会やゴルフ大会,TDCアカデミア2020についても中止することが承認されました。加えて会則第37条(地域支部連合会総会は,原則として毎年1回開催する)につきましても本会同様,地域の実情を勘案し開催の延期,中止を含め書面やWeb会議など局面に即したご対応をお願いしているところでございます。
また母校も現在大変なご苦労をされていると伺っております。社会全体が正常な状況に戻るまでは私たちは大学施設の借用などに際して十分な配慮をもって活動していかなければと考えております。各会員におかれましても,十分ご理解の上ご協力いただければ幸いです。
この先が見えない状況においても執行部では今後どのような会員サポートを行うべきかの議論は活発に行われております。状況把握,会費の取り扱い,各種情報提供など前向きに検討する短期的対応。加えて,この機を利用して社会情勢の変化に積極的に対応するための会議の効率化,電子媒体活用や事業のあり方などの具体的対策を中長期的展望として現在も継続協議いたしております。
普段信心に疎い私ではありますが,最近この災害が我々に何かを教えようとしているなどと考えるようになりました。思うに一年前この状況を誰が予測できたでしょうか。ラグビーワールドカップに期待し大成功をおさめ,ジャパンの躍進とともに日本中ワンチームと叫び東京五輪大成功を夢見ていたことは本当に現実だったのでしょうか。しかし私たちは近年多くの同胞が思いもよらない大災害で生活と日常を奪われ失っていたことを忘れてはなりません。現在多くの犠牲者を出しながら世界中が感染症と戦っています。毎日が平穏無事で昨日と同じ今日である保証はなく,実はそれが人類としての宿命なのだと今気づかされています。
私は25年前阪神淡路大震災ボランティアとして参加し個人の脆弱さや限界,有事における組織の重要性を感じ社会活動を積極的に行うようになりました。その後,東日本大震災時には災害対策が組織化され一歩ずつ効率化され,地域ではボランティア意識が醸成され文化として認知されました。
私たち人類は社会という集団で助け合い互いを守りあって進歩してきました。今回の災害は何気ない日常の幸福を知らしめ,人間の思い上がりを戒めている気がいたします。
会務をしているとメリットデメリットという議論がよく聞かれます。しかし常々それは咬み合わない議論だと思っています。若者や変わった個人主義を標榜する人間はよく繋がりを煩わしさと言い換えます。しかし,彼らは今も同じように思っているのでしょうか。東京歯科大学は血脇イズム「家族主義」を標榜してきました。今こそ,この言葉の意味を考える時だと私は思っています。
最後に昨年放映されたドラマ「ノーサイドゲーム」の言葉でこの稿を終わりといたします。
 劣勢に立たされた時こそ,人間の本質が試される
皆様,コロナに負けず,頑張りましょう!

巻頭言/更なる躍進に向かって

会長 澁谷國男
会長
澁谷國男

(東京歯科大学同窓会会報 令和2年2月号/第419号より)

 新年明けましておめでとうございます。同窓の皆様には令和2年の新春を爽やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
一昨年11月矢﨑前会長のご逝去にともない残任期間1年余会長職をおあずかりし,会務を遂行してまいりました。昨年9月の相次ぐ風水害に被災された会員のための支援金募集を同窓の皆様にお願いし,多額の支援金のご協力をいただきありがとうございました。昨年12月15日に被災された各地域支部へ支援金を送付完了いたしました。昨年11月開催の東京歯科大学同窓会評議員会において次期同窓会会長のご承認をいただき2年間の任期を全うすべく努力いたします。同窓の皆様には更なるご協力,ご支援をよろしくお願い申し上げます。
現在,歯科界を取り巻く環境は厳しいものがあり,多くの課題があります。本学同窓会が更なる発展を期待できる組織となるよう努力をしてまいります。
前執行部よりの目標である①若手会員・女性会員がより参画しやすい組織の構築,②各支部への会員の加入促進と支部活動の充実,③会員による大学への支援と母校学生との連携,④新たなる情報手段の活用によるより充実した会員との情報の共有,⑤多方面で活躍する人材の育成,⑥財政基盤の強化,以上を引き続き実現すべく全力で取り組んでまいります。
歯科界を取り巻く社会状況の変化に対応すべくより広い行動範囲のある同窓会をめざしてまいります。同窓会活動の原点は,全国各支部による多方面にわたる活発な組織活動にかかっています。特にここ数年同窓会支部会員加入者の減少傾向が顕著です。大学の協力をいただき,学生や研修医の時から,同窓会や歯科医師会活動の社会的意義とその重要性についてアピールするなど将来を見据えた対応を図ってまいりましたが,今年度はさらにその活動を強化すべく,執行部内の委員会を組み替えし,きめこまかい活動をしてまいります。
本年は東京歯科大学創立130周年を迎えます。大学は10月に在校生を中心とした,記念行事を予定しております。同窓会も全面的に協力いたします。
大学120周年記念事業として水道橋への移転事業も,本年11月千葉キャンパスに千葉歯科医療センターが開設されほぼ終了いたします。
現在,教育改革の名のもと,文科省は大学に多くの課題を要求してまいります。本学も取り組むべき多くの課題があります。私立歯科大学間の熾烈な競争が生じております。
同窓として,この伝統に育まれた母校が今後とも歯科大学の雄として存在し続けることが大切なことです。
同窓の皆様には歯科大学の状況をよりご理解賜り母校への物心両面にわたるご支援を宜しくお願い申し上げます。

巻頭言/同窓国会議員の躍進を期待して

渉外担当常任理事 佐々木眞澄
渉外担当常任理事
佐々木眞澄

(東京歯科大学同窓会会報 令和元年12月号/第418号より)

 昨今の異常気象,豪雨・台風などの自然災害により被害を受けられました皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
私は,矢﨑執行部が始まった平成22年より同窓会渉外部担当常任理事を拝命致しました。そして4期8年の任期が経とうとしています。
この在任期間中誠に幸いなことに,同窓より衆議院と参議院に新進気鋭の2名の国会議員が誕生する場面に立ち会うことが出来ました。
まず,平成24年12月の第46回衆議院議員総選挙において平成12年卒業の白須賀貴樹先生が,千葉県第13選挙区で自由民主党候補として立候補され37歳の若さで初当選されました。
つづいて,平成25年7月の第23回参議院議員通常選挙において,昭和60年卒業の島村 大 先生が,神奈川県選挙区で自由民主党候補として立候補されて,なんと1,130,652票の投票数と全国でトップの獲得票数で初当選されました。
その後,白須賀貴樹先生は,平成26年12月の第47回衆議院議員総選挙で小選挙区2期目の当選,平成29年10月の第48回衆議院選挙で小選挙区3期目の当選を果たされております。一方,島村 大 先生も,皆様もよくご存じだとは思いますが,本年7月の第25回参議院選挙において神奈川県選挙区で2期目の当選を果たされました。島村 大 先生は,全国トップ当選ではなかったことが大変残念だったようですが,それでも全国第2位の獲得投票数の当選です。とても歯科界だけの応援が功を奏した事とは思えません。
単科の大学で,その同窓が同じ時期に衆議院・参議院同時にしかも与党の選挙区を持つ国会議員として在籍している事は極めて稀なことであると言われております。
お二人のご活躍の範囲は多岐にわたり,すでに島村 大 先生は平成29年9月から参議院議員厚生労働委員長,また白須賀貴樹先生は,平成30年10月から文部科学大臣・内閣府・復興大臣政務官の要職を歴任されております。
我が国の社会保障制度は,超高齢社会への人口構造の変化とともに大きな曲がり角に差掛ろうとしております。お二人は選挙区選出の国会議員であり,その選挙区の代表としてその地域の為に活躍されることはもちろんですが,母校ご卒業後,長年歯科臨床の経験もあります。
今迄もお二人が日本の歯科界のために多大なご尽力を頂いていることは,皆様もよくご承知のことと存じます。将来の日本国の為にも今後のお二人の益々のご活躍を期待するとともに,同窓として更なる応援をしていくことは非常に大事なことだと思います。すでにお二人が主催されるパーティー,勉強会への参加,個人的な政治献金等の様々なかたちでご協力いただいている多数の同窓の皆様には心より感謝を申し上げます。今後更なる,直接的,間接的にも同窓の皆様方のお二人への益々のご支援を宜しくお願い申し上げます。

巻頭言/4月末日までの会費納入にご協力を!

会計部常任理事 髙品和哉
会計担当常任理事
髙品和哉

(東京歯科大学同窓会会報 令和元年10月号/第417号より)

 平素より,同窓会活動にご理解,ご協力を頂きまして誠に有難うございます。
ご存知の方も多いとは存じますが,会計年度は,会則第58条において「本会の会計年度は,1月1日に始まりその年の12月31日に終わる。」と規定されています。また本会活動に欠かせない主たる収入源に当たる会費は,以前より同窓会会則第53条2において「会費および負担金の納入期日は,その年度の4月末日までとする」と規定されており,原則として支部を通じて納入していただいております。
しかしながら全国107支部(含む大学支部)の内,4月末までに納入していただいた支部は,平成28年度10支部,29年度18支部,30年度が17支部でした。当然4月末までには,4カ月分の家賃・事務局員人件費等の事務費や事業費,会議費が掛かります。例えば,平成30年度の4月末日までの会費収入は1,737万円と予算額(会費収入)の18.9%と1/5以下でしたが,4月末までの支出合計は2,075万余円と大幅に会費収入を上回りました。全支部から会費が完納されるのは年末になるのは恒であり,9月以降になった支部は平成30年度で36支部と1/3以上です。不足分は前年度繰越金で賄うのが現状で,以前には繰越金でも賄えず,基金より一時借り入れたこともありました。
そこで会費の早期納入を促すために,平成30年9月の第4回理事会において以下の通り会則施行細則の改正案が承認され,平成31年1月1日より施行されました。
(抜粋)施行細則(義務)第4条2「所属支部を通じ,期日内に納入された会費に対しては,会費の5%を「期日内納入協力金」として支部に支給する。ただし,2年間(※平成32年末まで)は周知期間とし,従来通り過年度分に対しても支給する。※ :(平成32年末まで)は,新年号が決定しだい新年号に置き換えるものとする。」
つまり令和3年度会費は,令和3年4月末までに所属支部を通じて納入していただければ,所属支部に対して期日内納入協力金(会費の5%)は支給されますが,それ以後の納入には支給されません。過年度分の会費(令和2年度分を含む)は,所属支部を通じて,来年12月末日までに納入していただければ,今まで支給してきた5%のいわゆる還付を所属支部にさせていただきます。過年度分の未納(平成以降)がある場合は,所属支部を通じて納入していただければ幸いです。
全国107支部もありますと,支部会費年度が4月~翌年3月であったり,会費徴収の仕組みのため,4月末の会費納入が難しい支部もあるとは存じますが,このような現状をご留意いただきご協力いただきたいと存じます。
私の所属する八南支部も会費年度が4月~翌年3月でしたので,総会を6月に開催し,総会時に会費徴収を行い,総会不参加の会員は総会後会費を送金してもらってから同窓会本部に会費納入を行っていましたので,昨年まではどうしても夏過ぎになっておりました。そこで支部会則を変更し,昨年12月末日で平成30年度を終了し,今年度から同窓会本部と会計年度を合わせ,会費納入を早める工夫をしております。
昨年の評議員会,都道府県代表者会をはじめ,各地域支部連合会等で周知していただいたおかげで,各支部頑張っていただいており,既に本年度は4月末の時点で32支部,8月末の時点で90支部が会費納入していただいております。この紙面をお借りしまして,感謝申し上げます。
令和3年まで,まだあと1年以上ございます。各支部それぞれご事情があるとは存じますが,ぜひご協力の程,宜しくお願い申し上げます。

巻頭言/新進会員集まれ! 11月4日(月)・振替休日

総務・厚生部 常任理事 安川裕子
総務・厚生部 常任理事
安川裕子

(東京歯科大学同窓会会報 令和元年6月号/第416号より)

平素は,同窓会活動にご理解,ご協力を頂き感謝しております。
平成30年度から総務・厚生部「新進会員のつどい実行委員会」の担当常任理事を仰せつかりました。
この委員会は,120年以上の伝統を誇る同窓会の中で今年度で7年目というまだ若く新しい委員会です。同窓会の会員種別に卒後5年目までの「新進会員」という種別が作られた頃に発足しました。委員は,女子学生の急増を反映し,男性6名女性4名の計10名の新進会員で構成されています。「つどい」という名称には,若手の先生方の交流の場を提供すると共に,世代を超えた同窓の交流を体験して欲しいという思いが込められています。
これまでの新進会員のつどいは,講演会と懇親会というスタイルをとってきました。新進会員自らが演者になり,近況報告をした一年目。各学年主任を務めて下さった教授を招き,歯科医師となった教え子に伝えたい事を講演していただいた年もありました。比較的年齢の近い先輩方に講師になって頂き,臨床の基礎やヒント,専門分野へ進まれたエピソード,女性歯科医師のライフステージについてなど多岐に渡る内容で開催してきました。ここでの講演会は,学術的な内容以外に,一人の歯科医師としての人生観を大切に考えています。
委員会では,同世代が興味を持つテーマは何か?これからの歯科医師人生の助言になるようなテーマは?と意見を出し合っています。
コミュニケーション手段の発達に伴い情報交換が簡単にでき,知識の習得方法やレクリエーションも多様化している現在,同窓会の存在意義を考えなくてはなりません。この委員会を通して長い歯科医師人生を歩み始めた若い先生方に,人と人の繋がり,同世代・先輩後輩との交流が社会の中で大きな力になることを実感してほしいと思います。
私は南棟の会議室へ行くと,故矢﨑会長がフラッと入ってこられ,「オー精鋭が揃っているねぇ。」と,にこやかにおっしゃられたことを思い出します。スマホを片手に颯爽と来られる委員の先生方は,とても頼もしい存在であり,私にとってはかわいい後輩でもあります。そんな先生方と同窓会の事業を行うことは,私の誇りであり責任ある仕事であると強く感じています。委員の先生方には,既成概念に捕らわれず,自由な発想で「つどい」を作り,この事業が発展していくことを期待しています。これからの歯科界を担う後輩に,同窓の先生方からもご指導をお願い致します。
 
今年度の「新進会員のつどい」は
11月4日(月)・振替休日
に開催いたします。どんな「つどい」になるのでしょう?お楽しみに!!母校でお待ちしています。

巻頭言/より強い会員との連携と母校への支援

会長 澁谷國男
会長
澁谷國男

(東京歯科大学同窓会会報 平成31年2月号/第415号より)

 このたび矢﨑会長のご逝去にともない,会長職をおあずかりすることとなりました。
もとより矢﨑会長に及ぶべくもありませんが理事者のご協力を得,この一年全力で会務を執行してまいります。同窓の先生方におかれましてはより一層のご支援,ご協力をお願い申し上げます。
矢﨑執行部発足以来「より強い会員との連携と母校への支援」をテーマに一歩一歩着実にそれぞれの課題に取りくんでまいりました。しかし,支部未加入対策においては,なかなかその成果をみいだせないのが現状です。特に都市部においてその傾向は顕著です。大学の協力を戴き,学生や研修医の時から,同窓会や歯科医師会活動の社会的意義とその重要性について講義等でお話ししていただいておりますが,1/4以上の会員の方々が支部未加入となっております。地域に開業した同窓お一人おひとりにお声をかけていただくようお願い申し上げます。この問題は同窓会財政にも大きく影響してまいります。又,平成22年9月より始まりました,母校の移転事業にともなう支援活動です。当初5億円を目標にはじまりました。同窓の多くのご協力によりご寄附を集めることができました。現在,母校整備事業としてこの事業は継続しておりますが会員の1/3ほどの先生方のご協力にとどまっております。この一年一人でも多くの先生方のご協力をお願いし,その目標に少しでも近づくよう願っております。
矢﨑執行部の集大成,我々執行部一丸となって会務を遂行してまいります。会員皆さまの同窓会へのさらなるご支援,ご協力を心からお願い申し上げます。

巻頭言/事業推進部 社会保障制度研究委員会 更なる努力と活動を目標に!

事業推進部常任理事 中川杉生
事業推進部常任理事
中川杉生

(東京歯科大学同窓会会報 平成30年12月号/第414号より)

 平成28年に事業推進部社会保障制度研究委員会の担当常任理事を仰せつかり,第4期矢﨑執行部(30年度発足)に於いても続投をさせていただいております,昭和44年卒の中川杉生です,よろしくお願いいたします。この委員会の前身は保険部保険委員会で,実動部隊として,1.保険改定に関する小冊子の作成 2.同窓会報に保険のトピックスの掲載 3.全国社会保険指導者研修会(社指)終了後に全国の東京歯科大学同窓の保険関係者を一堂に会し,意見交換会・懇親会開催等を行って参りましたが,前任担当常任理事からの引き継ぎで,1についてはカルテ書き方的要素(カルテ記載は1番大事な事なのですが人気がない)が強く,また都道府県により解釈に開きがあり要領よく纏めるのに苦慮する,費用がかかる割には認知度が低い等,の理由により方向転換せざるを得なかった。2については,改定時はよいが,全国共通の増点につながる話題を見つけるのが難しい。3についても都道府県により差異があり,共通の情報の共有が難しかった(同窓会員へのフィードバックが難しかった)などの理由と,診療報酬改定に携わることの出来る人材,診療報酬改定に携われる知識をもつ人材の育成等の考え方から,平成27年度より「社会保障制度研究委員会」へと転換が図られ,結成当時は,委員5名,協力委員12名で活動しておりました。
社会保障制度は,「社会保険」,「社会福祉」,「公的扶助」,「保健医療・公衆衛生」を総称したもので,大変範囲が広く,テーマ探しに苦慮するところです。そこで我々に直接結びつく「社会保険」の中の「医療保険制度」を中心に社会保障を考えることといたしました。幸いにも,東京歯科大学には社会歯科学,歯科社会保障学,歯科医療管理学等々に在籍されておられる先生方や先輩諸氏に貴重な意見やご示唆を頂ける環境に恵まれていますので,将来に向かって進んで行けたらと思っております。
しかし,収支予算を見てみますと約10年前は1億円を超えていました会費収入予算額が,平成31年度は8千万円台と減少しております。従って,事業予算縮小の中,社会保障制度研究委員会の予算も縮小せざるを得ない状態で,早速担当副会長,5名の委員と担当の私とで内容を縮小して活動しております。内容は,社会保障に関する情報の収集および発信,会員向け講演会のテーマを委員の見識を深めつつ決めてゆく,年6回の委員会,1回の社会保障に関する講演会(どうしても東京での開催になってしまいますが),また支部長先生方等へは保険改定情報等を(専務経由で)ネット配信をしております。そして色々な情報を皆様に発信できるように努力して参りたいと思います。
最後になりますが,卒業してくる若い会員となる先生方が社会保障制度等に興味を持ち,ひいては厚生労働省等々に入省したいとする人材が育ってきてくれることを期待し,また,今後とも社会保障制度研究委員会の活動等に対してご理解,ご協力をお願い申し上げます。