東京歯科大学ヨット部部長 末石研二先生 退任を祝う感謝の会

 令和元年6月22日土曜,水道橋後楽園飯店にて東京歯科大学ヨット部部長・末石研二教授(歯科矯正学講座主任教授・昭和54年卒)の退任を祝い,永く部長先生を務められたことを感謝する会が開かれました。
 ヨット部は昭和49年に同好会から部に昇格し,今年で45周年を迎え歯学体での優勝は4回を算えます。末石先生は学生時代からヨット部に所属する初の生え抜き部長として平成16年からの14年間4代目となる部長をお務めいただきました。
 当日は現役学生21名と全国からご参集頂いたOB会の先生51名を加え総勢72名もの参加者があり,学生には慕われOBの先生には信頼されていたお人柄であるからこその盛況な会となりました。
 会はOB会副会長の吉岡弘道先生(昭和60年卒)司会のもと,発起人代表であるOB会長の中川路健司(昭和60年卒)の開会挨拶に続き,初代部長先生の後藤讓治先生(長崎大学歯学部名誉教授・昭和38年卒)のご祝辞,初代キャプテンで歯学体初優勝を成した山田俊治先生(昭和51年卒)によるお元気なご発声の乾杯にて始まりました。
 その後亀井正仁先生(昭和53年卒),天野牧人先生(昭和54年卒),大石 充先生(昭和55年卒)らの先輩同卒の祝辞があり和やかに会は進行しました。司会がOB会専務の木住野義信先生(昭和61年卒)に変わり祝宴もたけなわになりますと,合宿生活が長い体育系クラブ特有の「俺等は同じ釜の飯を喰ったんだぞ」の曝露感が強い祝辞もありましたが,現役学生からは親身になってお世話頂いた由のお礼の言葉があり,末石先生の献身的なお務めの様子が窺い知ることができました。
 途中,参議院選挙を間近に控えた時期であったにもかかわらず,往年の部員である島村 大参議院議員(昭和60年卒)も駆けつけ,末石先生との思い出を語って頂きました。
 最後に会から感謝の気持ちとして花束とライフジャケット(写真上)が贈呈されますと,末石先生からは学生が謳う歯学体優勝決意表明と同じくらいの熱い思いがこもった「これからもヨット乗ります。」とのご挨拶がありました。
 宴は次期OB会長の大泉輝明先生(平成元年卒)のお言葉で締められ,ヨット部の未来永劫の存続と活躍を祈念し閉会となりました。
 近年ヨット部は学生の活動時間や拠点,資金面での課題が多く,休部や廃部になってしまっている歯科大が多いのが現状です。しかし我が部は部員数もしっかりと確保でき,盤石な活動が続いています。これはクラブ活動への大学側の理解はもとより,歴代部長先生のご尽力の賜物であることに間違いありません。次期部長先生はやはり生え抜きの野本俊太郎先生(クラウンブリッジ補綴学講座講師・平成14年卒)にお願いすることになっています。若い力でその手腕を発揮し,新しい令和時代のヨット部を築いていって頂きたいと思います。

(昭和60年卒 中川路 健司 記)