志学会(昭和42年卒・72期)/クラス会開催

 今年の総会は11月9,10,11日と3日間を使って淡路島で開催された。総会前日,当日,ゴルフ組とに分かれ総会当日の午前中に前日組は神戸市内の観光で,北野異人館,メリケン波止場,元町南京街での食事,六甲山からの神戸の展望を楽しんできており,ゴルフ組は,日本ゴルフ発祥の地である六甲山の「垂たるみ水CC」でプレイを楽しんできていた。
 新神戸駅で当日組が加わり総勢37名(夫人10名)が会場のプラザ淡路島に向かった。
 バス車中での総会となり,地区幹事の宗本君の歓迎挨拶,大岡会長挨拶に続き会務,会計報告はいつも通り。
 病欠の矢﨑同窓会長に代り宮地君が大学近況を伝えた。ホテルに到着,まず温泉に浸かり,さっぱりした所で懇親会へ,ふぐひれ酒で乾杯,ふぐの刺身,ふぐちり鍋,雑炊とふぐ料理を堪能した。夫人連にも結構イケル方がちらほら,クラス会らしくなってきて,秋の夜長を楽しんだ。
 翌日は朝食のあと,鳴門の渦潮,大塚国際美術館見学だ。鳴門大橋のたもとから展望場所まで徒歩500m,途中耐圧ガラスのはめこまれた通路でこわごわ下を覗く。眼下50mには大きな潮の渦が逆巻いていた。感心したのは渦だけでなくこの大鳴門橋だ。30年以上前にも完成したこの難所での橋梁工事の素晴らしさだ。阪神大震災も乗り越えている。改めて日本技術の水準の高さを誇りたい。
 次は大塚国際美術館の見学だ。当初は単なる名画の複製かと侮っていたがそれが館内に入りバチカンの「システィーナ礼拝堂」の天井画,壁画をみて驚嘆と賛辞にかわった。原寸大のそれは色彩,構図ともにそっくり,そのまま再現されていたからである(14m×13m)。
 聖歌でも流れていたら此処はまさにイタリア,バチカンだ。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も想像以上に大きな絵であった(4×9m)。許諾にはじまり原画撮影,色の分解,陶板への焼き付けという特殊技術の素晴らしさも世界に誇れる。2,000年は色褪せないといわれる。今迄に見てきた名画の殆んどが原画複製となって展示されていた。
 特別展示品としてゴッホの「ひまわり」が全7作品展示されていた。
 戦争で焼失したバックが青い「ひまわり」も複製復元されていた。
 1,000余点もの複製名画を半分見てまわった所で一休み,飲み物は当然,オロナミンC。
 あと半分を急ぎ足で見学,時間が足りない。昼食時になり「鯛料理のうめ本」に通される。鯛の刺身,蒸した鯛,煮つけと一尾を三度楽しめる趣向は,成る程と得心したがここも時間が足りなかった。
 新神戸駅には3時過ぎ到着,来年の再会を期し散会した。

(赤穂 英生 記)