2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day Part 1〜3(2017年11月12日(日))

2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day

Part 1 リベラルアーツ講座/9:30〜10:30

 歯科医療の専門化、高度化が進む中で、専門職におけるリベラルアーツの重要性が再認識されております。そこで、歯科医のための教養講座として、多彩な分野より講師をお招きして、講演会の開催を企画しております。

医療教養 One Day Part 1 リベラルアーツ講座
「味覚とおいしさの科学」 ~和の味を再確認しよう~
講師: 澁川 義幸(東京歯科大学生理学講座 准教授)
日時: 2017年11月12日(日) 9:30 ~ 10:30
場所: 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F
定員: 60名
受講料: 無料

2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day/Part 1 リベラルアーツ講座「味覚とおいしさの科学」〜和の味を再確認しよう〜(2017年11月12日(日)9:30〜10:30)

講師: 澁川義幸

 昨今の日本の食事情を垣間見ると、日本人らしい食生活が希薄になりつつあります。「和食」が世界遺産に登録されたことは皆様ご承知の通りですが、このままではこの「和食」が伝承されていくことが難しくなっていくのではないでしょうか。
 今回の講演では、味覚の解剖学的、生理学的基礎知識、五基本味、味覚の受容機構などを解説いたします。これらに加えて、現代若年者における味覚の問題点、味覚の嗜好性に伴う大脳生理などについてもお話しいたします。さらに、和食のキーとなる「うまみ」について、多方面から解説したいと思っております。
 皆様と一緒に「和」のテーストを科学してみようではありませんか。 (Yoshiyuki Shibukawa)


2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day

Part 2 フロントランナーセミナー/11:00〜12:00

 各分野で長年にわたり活躍されている著名な先生を講師としてお招きして行う講演会です。長年の経験の中から、次世代へ伝えたい事などをお話しいただき、世代間での交流を目的としたセミナーです。

医療教養 One Day Part 2 フロントランナーセミナー
「求められる歯科医師像」
講師: 髙添 一郎(昭和29年卒 東京歯科大学名誉教授)
The Miller Prize 受賞、公益財団法人野口英世記念会会長
日時: 2017年11月12日(日) 11:00 ~ 12:00
場所: 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F
定員: 60名
受講料: 無料
2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day/Part 2 フロントランナーセミナー「求められる歯科医師像」(2017年11月12日(日)11:00〜12:00)

講師: 髙添一郎

 わが国では、近年歯科医師の資質や臨床歯科医学の研究水準の低下ならびに歯科医師の研究離れが危惧されている。また国民からはより良質の歯科医療の提供が望まれている。人口構成に見られる急速な少子・高齢化や不安定な医療・教育制度などで歪みを生じた社会環境下で医療全般が多くの問題を抱えているのは事実である。歯科医師の多くは懸命に地域医療の使命を果たしているにも拘らず、社会的評価は一般に低い。
 歯学部の入学定員や歯科医師の受給問題にまで波及している。歯科界に起きるこのような沈滞はかなり古くからあり、波状的に発生している。このような状態から脱却するのには、かなりの努力が必要であろう。しかしわれわれには解決の鍵がある。それは歯科界の偉人血脇守之助先生の教訓である。“歯科医師たる前に人間たれ”“涸れる事のないエネルギーと知力、開拓者としてのフロンティア精神、才能の発掘と育成”という名言は、歯科医師が持つべき座右の銘として今日でも生きている。われわれは、古くから知・情・意の高揚を求められているのである。そしてこの理念が注意深く組み込まれた本アカデミアプログラムの枠組みを熟視すれば、今日求められている歯科医師像が浮き彫りになるに違いない。後は医療人としての自己確立を目指して前進するのみである。当日は基礎領域での長い経験から温故知新を試み、皆さんと一緒に自己啓発の道筋を考察したい。 (Ichiro Takazoe)


2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day

Part 3 医療教養セミナー/13:00〜16:30

 歯科医療をとりまく社会環境が変化に伴い、歯科医師の社会的責務も多様化しております。そこで、本セミナーでは教養学習を通じて医療人としての社会性や歯科医療倫理観を高めるとともに、多角的で幅広い視点を養うことを目的としています。

医療教養 One Day Part 3 医療教養セミナー
「人生の最期を人はどう迎えるか」 ~終末期における歯科医療の役割と可能性~
講師: 阪口 英夫(医療法人永寿会陵北病院 歯科診療部長)
平井 基之(介護老人保健施設 池袋えびすの郷 理事長)
遠藤 眞美(日本大学松戸歯学部 障害者歯科学講座専任講師)
日時: 2017年11月12日(日) 13:00 ~ 16:30
場所: 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F
定員: 60名
受講料: 無料

2017 TDCアカデミア 医療教養 One Day/Part 3 医療教養セミナー「人生の最期を人はどう迎えるか」~終末期における歯科医療の役割と可能性~(2017年11月12日(日)13:00〜16:30) 講師:阪口英夫、平井基之、遠藤眞美

 我が国は超高齢社会を迎え、人口減少のスピードが加速しております。そのような中、人生の終末期における生活の質の保持、さらには人の尊厳や家族の心の整理など、多様な視点からの専門的支援のあり方についての議論が急務となっています。そこで今回、終末期の臨床の現場で多様な取り組みをされている講師をお招きいたしました。人生の終末期の体の変化や本人や家族を取り巻く環境や課題を理解するとともに、国民の口腔保健を担う歯科医の責務として、人生の終末期に対して果たすべく役割と可能性について講演いただきます。



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