平成26年東京歯科大学同窓会拡大群馬県人会

群馬県「若手ネットワーク担当」
黒田 由紀子(昭和57年卒)

 平成26年12月27日(土)昨年に続き,若手ネットワーク事業としてホテルメトロポリタン高崎に於いて,拡大群馬県人会を開催いたしました。この会は,若い先生,学生さんに支部同窓会を知っていただき,当県に帰って来た折りには,積極的に支部に入会・参加をしてほしいという事を目的に企画をいたしました。参加メンバーは県出身の東京歯科大学学生,東京・千葉在住の若い先生,県内在勤・在住の支部同窓会未入会の先生に支部同窓会員を加えて42名でした。

第一部講演会

演題
「障がい者歯科」
座長
稲川元明先生 平成11年卒
【独】国立病院機構高崎総合医療センター
歯科口腔外科医長
演者
大串圭太先生 平成18年卒
群馬県歯科総合衛生センター歯科医長

 大串圭太先生からは群馬県歯科総合衛生センターの紹介,県内の障害者に対しての歯科治療,センターの機能を話して頂きました。平成24年からは静脈内鎮静下での治療が出来るようになったこと,今後日帰り全身麻酔下で治療が出来るようになる展望を語って頂きました。また,進路を決める研修生・現役生に向かって卒後7年になるご自身がどうして当県のセンターに着任したかをお話していただきました。
 座長の稲川先生からは,【独】国立病院機構高崎総合医療センター歯科口腔外科で行われている日帰り全身麻酔下における歯科治療について説明して頂きました。

第二部懇親会

 県同窓会長引田正俊先生の挨拶,県歯科医師会専務宮下英一郎先生の祝辞の後,前群馬県歯科医師会会長川越文雄先生による乾杯で宴が始まりました。前回の拡大県人会の折,小杉雄一先生から,「次回ピアノを弾いても良いよ。」とお申し出があり,【Dr.小杉のJazzy Night】という楽しいアトラクションが加わりました。メンバーはボーカル石岡豪一先生(昭和53年卒),ピアノ小杉雄一先生(昭和52年卒),サックスは二人で高松透浩先生(昭和61年卒),大串圭太先生(平成18年卒)です。先生方の学生時代から続いている趣味とは伺っていましたがお聞きするのは初めてでした。演奏が始まると会場からは「すごい!素敵!」と大讃辞。歓談,楽しい時を過ごし〆に定番の校歌斉唱ですが,今回は大串圭太先生の高崎のお宅に遊びに来ていた東京歯科大学ビックバンドの現役学生さんに伴奏をして頂き大合唱。2回目を迎え,現役学生,若手の先生,県同窓生の間に親しみが増したことを実感しました。最後に,この拡大県人会を開催するにあたり協力をしていただいた皆様に感謝を申し上げご報告とさせていただきます。


拡大群馬県人会に参加して

一般社団法人群馬県歯科医師会群馬県歯科総合衛生センター
大串圭太(平成18年卒)

 今回の群馬県拡大県人会の講演会で,『障がい者歯科』のタイトルのもと講演をさせていただくこととなりました。はじめに群馬県歯科総合衛生センターの歴史,近年の業務内容や活動実績の紹介をさせていただきました。当センターは昭和49年に開設され,今日まで群馬県内の障がい者歯科医療に関する2次医療機関として運営されております。平成24年度から輪番制であった歯科医師の常勤化,同年には静脈内鎮静法の開始,今後は全身麻酔の導入とひとつの変革期を迎えている施設であります。
 会場には大学の現役学生や卒直後の研修医の先生も数名参加していたため,卒後の進路でのひとつの参考になれればと思い卒後9年目とまだ若手の自分がどのような経緯で現在の職場に赴任したかといった内容の話もさせていただきました。私は4月に大学を退職し,現在の職場で障害者歯科治療に携わる機会を頂きました。大学では歯科麻酔科に在籍していたため,障がい者の治療のチームの一員ではありましたが,実際に治療医として仕事にあたることは現在の職場に赴任してからでありましたため,そこに対する不安やプレッシャーなどについても大学同窓という内輪の会ではありましたので,本音を交えて話をさせていただきました。
 群馬県人会には初参加となるため,自己紹介を兼ねての講演というスタイルではありましたが,県内の同窓の先生方に早く顔を覚えてもらえるように今後とも精進してまいりたいと思います。